上田市喫茶「木の実」¥180珈琲とレトロで静かな空間

上田市袋町、飲食店が連なる細い路地裏に面した古めかしいドアが特徴的な一軒の店。

まさにひっそり、といった感じで佇む小さな喫茶店「木の実」

開店してからすでに60年以上の老舗喫茶は外観からしてとても古めかしいです。

ここで提供されるのはサイフォンで抽出されたコーヒーのみ。お値段は¥180

薄暗い店内は昔の置物や飾り物であふれ、まるで時が止まったかのような雰囲気を醸し出しています。

静かで独特な雰囲気の中で飲むコーヒー、そして一人で切り盛りするママさんとのおしゃべりがとても印象にのこったお店でした。

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上田市喫茶「木の実」

上田市の海野町商店街から細い路地に入ってすぐ、赤いレンガと白壁の建物が見えて来ます。

壁の造りがいかにも喫茶という感じ、それに入口付近の雰囲気がレトロで興味をそそります。

「木の実」という店名自体が昭和の香りで、昔はそういう感じの名前の喫茶が多かった。

「白鳥」とか「モナリザ」とかね。

今はもう無いけれど、シャンデリアや噴水のある大きくて暗くて、そしてふっかりしたソファーがあった喫茶店は本当に素敵だったな~と思う。あ~いう喫茶店、またどなたか開店させて欲しいな、と思うのでありました。

木の実の珈琲、そしてママ

重たい木のドアを押して中に入るとそこはもう平成ではなし。

古めかしいジュークボックス、誰かが店の為に持ってきたであろう多くの古い飾り物。

年代物の雑誌、山小屋風のランプが淡いオレンジの光でぼんやりと店内を照らしています。

丸いテーブル席が2つ、そしてカウンター席が数個。

上品な感じのママさんが「いらっしゃいませ」と言って座っていた椅子から立ち上がりカウンターの奥へ進みます。

奥にある丸いテーブルに腰を下ろして「珈琲お願いします」と言うと

「はい、お待ちください」…

*店内の画像はありません。

撮影はちょっと・・・という事ですので今回は昭和のイメージの画像を乗せてあります。

店内に音楽は無し、カウンターで珈琲を入れる音だけがしていました。

街の中だというのに何故かとても静か。

棚の上には大きな丸い水晶玉、それに何かの石の置物も置かれていて不思議な感覚になっていきます。

時間が止まった空間

白いシンプルなコーヒーカップ、赤い鳥型のシュガーポット、それにサントリーの灰皿。

映画のワンシーン的な情景。

珈琲はサッパリとした味でした。開店した昭和32年当時と変わらない淹れ方、35年間は変わっていない値段というのが驚きであり、ママさんのゆるぎないこだわりを感じるのです。

カウンターの片隅にあった一枚の写真、お亡くなりになった旦那様(マスター)とママさんの若かりし頃の一枚でしょうか。

その写真と店の中の雰囲気、何故か「時間が止まってるんだな」と感じたのでした。

思い出と時の流れのはざまで、ママさんはひっそりと珈琲を淹れ続けています。

ママさんと少しだけお話したのですが「感謝、おもてなしの気持ちで珈琲を淹れている」とおっしゃっていました。

さりげない言葉の片隅に、深い思いがあるのだな~としみじみと思いながら珈琲を飲み干しました。

上田市喫茶木の実 営業時間と場所

*所在地

長野県上田市中央2-4-9

*電話番号

0268-23-3245

*営業時間

10:00~22:00

*定休日

ほぼ無し

*場所

まとめ

上田市喫茶「木の実」、懐かしい香りと雰囲気が独特で、落ち着ける静かな喫茶店です。

静かにサイフォン珈琲を楽しめてお値段も破格、よろしければ行ってみて下さい。

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