長野県で一番最初に「おやき」を販売したのがこちら「倉田菓子舗」（くらたかしほ）。
創業してから８０年、身体に良い美味しいおやきを作り続ける名店です。
種類の多いおやきの中でも話題なのが「バナナのおやき」。これを求めて倉田菓子舗さんに行って参りました。
バナナのおやきとは一体どんな味なのか？
そしてモッチりした歯ごたえがたまらない「団子」も食べてみたのでレポートしてみたいと思いますよ～。
上田市倉田菓子舗
上田駅から真っすぐ北に上がった「中央三丁目」の信号を左折、柳町の入口を通り過ぎ少し行った左手にあるのが「倉田菓子舗」です。
店舗前に２，３台停められる駐車場がありますが、奥に民家があるので気を付けて停めて下さいね。
店の入り口の木の看板には「元祖おやき処」の文字。入口手前には木製のテーブルと椅子があって座って食べれるようになっていますが、今の季節はさすがに無理ですね。
それでは中をご案内。
倉田菓子舗店内
店に入るとチャイムが鳴り、若い男性が出て来てくれます。
ここの若旦那ですが、まだ本当にお若くて３０歳だそう。この若旦那の祖父母がこの倉田菓子舗の創業者です。
この若旦那は最近上田に戻って来たんだそうですが、それまでは県外で就職されていたそうな。
でもちゃんとこうして後を継いでくれるのは素晴らしい事ですね。
明るい方で、聞いた事にもハキハキと答えてくれて好印象。これからも頑張って下さいね～！
おやきの種類
ズラリと並ぶおやきの種類がこれまたすごい。
あんず、カブ、焼きナスと揚げナス、そして刻みナス、カボチャ、野沢菜、切り干し、あんこ。
そしてバナナ。
バナナのおやきは揚げてあるようです、そして上に粉砂糖。一見するとドーナッツみたいに見えます。
串に刺さった「串揚げ野沢菜」なんてのもある。
団子
団子は売れてしまったのかあまり無かったのですが、みたらし、あんこ、くるみ、がありました。
さんしょ、もあるようです。
この日の仕入れは・・・
クルミの団子、そしてもちろんバナナのおやき、それと若旦那のおすすめ「刻みナス」と「かぶ」のおやきにしてみました。
どんな味なのか楽しみです！
バナナおやきを食す
左のドーナッツ風の物がバナナのおやき、右奥は刻みナスのおやきです。
ではバナナのおやきから行ってみます…
せっかくなので包丁で切ってみました。
この断面、バナナがそのまんま。
バナナの周りにはあんこが見えるぞ～～～。
食べてみますと、周りの皮は米粉が入っているような感じで小麦粉のドーナッツの皮とは違うもちっとした感じがあります。噛み応えのある皮。
そして全体的な味は‥‥バナナ丸ごとなのでまさにバナナの味。
バナナの味が強いため【あんこ】の風味はあまりしません。
バナナは私の外人夫の国でよく食べたあの「蒸しバナナ」の食感で、サクッ、としてネットリしてるんです。
（実は私は蒸しバナナが苦手）
でも何故か不思議な事に完食しました。なんか面白いんですよ、食感と味のバランスが。
でもこれは好きな人、嫌いな人に分かれるかもしれません。うーーん、大人気商品だという事ですが私的には２回目は・・・・
団子とおやきを食す
団子は形がまん丸ではなく平べったい、でも厚みのある形。
この団子、私は大好き。
しっかりとしたモッチり感がすごくて食べ応えある食感なんです。くるみのタレは甘いというよりもしょっぱい。
これもっと買ってくればよかったわ～～～と後悔しました。
そしてカブのおやき、これも美味しかった。
おやきの皮は砂糖が入っていて甘いのですが、具のしょっぱさと相まって絶妙に美味しいのです。
カブは塩と出汁で煮たものでしょうか？とにかくカブの味が濃くて何とも美味でした。皮はモッチりでしっかりした歯ごたえ。
倉田菓子舗はおやきの皮に米粉やそば粉を使っているとの事ですが、確かに独特な食感がありました。
なんかね、お婆ちゃんの味というのかな？素朴な味なんですよ、手作り感満載です。
こちらは子供が食べてしまった（悲）刻みナスのおやき。
この色からして味が濃くて美味しそう。
実際に美味しかったようで、ペロリと満足そうに完食した我が娘。
いや～こうやっておやきに染まって行くのでしょうね～長野県の子供達は（笑）。
倉田菓子舗営業時間と場所
＊所在地
長野県上田市中央４－６－１８
＊電話番号
０２６８－２２－１７６９
＊営業時間
９：００～１７：００
＊定休日
毎月６，１６，２６日
＊場所
まとめ
上田市のおやきの名店「倉田菓子舗」さんのバナナおやき、私はちょっと苦手ですが一度は試して欲しい珍しいおやきです。
団子とおやきはもう本当に美味しかった～。
お値段が書いてなかったのですが、確か全部で５００円ちょっとだったと思います。
倉田菓子舗にはマドレーヌなどの洋菓子もありますが、ここのおすすめはやっぱりおやき。
宜しければお試しくださいね。
