上田市で70年!地元市民に愛され続ける店「相生食堂」。
昭和23年に開店したという驚きの食堂です。
昭和23年って?戦後まもなくという事でしょうか・・・。
仲の良いご夫婦が営まれるこの店に、お昼ご飯を食べに行ってみました。
店構えの年期の入った姿に惚れ惚れとしながら頂く、ご自慢の「煮かつ」。
それは古くも懐かしきお袋の味・・。
それでは「相生食堂」へ~。
上田市「相生食堂」
上田駅から真っすぐ伸びる中央通り、「中央2丁目」の信号を過ぎ、右折の細い路地を入って右手にあるのがこちら「相生食堂」です。
格子の木枠のある店は、いかにも古い造り。
見た瞬間一瞬固まる、この料理のレプリカが飾られてるガラスのショーケース。
「全然見えん・・・・」
丼が置かれているのは分かるのですが、曇ってて全く見えないです。曇っているというよりも年期が入ってると言うのでしょうか。
では中に入って見ましょう。
相生食堂店内
ガラリと扉を開けますと、いきなり目に飛び込んできたおじ様方。
コップ酒をチビチビと飲みながら、小皿に入ったつまみを前にテレビを鑑賞されておりました。
「いらっしゃ~い」
と奥様が出迎えてくれます。
テーブルは7卓程。
綺麗な観葉植物が各テーブルに飾られていて、奥様の心使いを感じます。
店の壁は茶色くすすけており、どこか据えたような古い香りが・・・。
チビチビやっているおじ様の一人が、時折大きな声でテレビの画面に向かって感想を述べておりました。
下町風情というのか、なんとも哀愁あふれる雰囲気でございます。
メニュー
テーブルの隅に丸まって置かれていたメニュー。
手書きのメニュー表で何とも素朴であります。
丼もの、定食、うどん、ラーメン各種。お値段は¥500~¥800程。
お酒類もおつまみの一品物も。
相生食堂は学割が効くのも魅力なのですが、学生さんは¥300で「学生ラーメン」というのを食す事が出来ます。
地元高校生や専門学校生、長大生なんかにはありがたいお店なのです。
今回私のオーダーは「煮かつ定食」¥600。そして友人が「煮込みハンバーグ定食」¥500。
煮かつ定食
大きなお盆で運ばれてきました!煮かつ定食。
生野菜と煮かつ、小鉢には酢豚とタクアン。味噌汁はお豆腐と玉ねぎです。
ロースの豚肉は結構厚みがあります。
肉の臭みも無く、濃いめのツユが絡んでいて美味しい。
柔らかいので食べやすく、ご飯も美味しかった。量も多めで、これで¥600は安いです。
で、この小鉢の酢豚がまた美味しい~。
全体的には味濃いめ。私的には好みな感じです。
ご飯の丼ぶりが、ちとベタベタしたのが気になりましたが・・・・(-_-;)
許容範囲と致しましょう。
煮込みハンバーグ定食
煮込みハンバーグはソースが独特です。
デミソースかと思ったら、実はナポリタンの様な味わいのソースでケチャップ味。
ハンバーグは家庭的な手造り感ありで、ツナギ少な目。
ミニサイズで2個付いてきました。
¥500ですからね~、今時このお値段でハンバーグ定食は食べれませんよ~。
相生食堂はうどんも美味しいとか。
ソースかつ丼はタレがやっぱりケチャップ的なトマトソースだそうで、こちらも美味しいそうです。
店主ご夫妻、店、お客さん、料理、全てが昔懐かしい昭和の光景でありました。
人情味あふれる食堂らしい食堂です。喫煙可能!
ごちそう様でした!
上田市「相生食堂」営業時間と場所
*所在地
長野県上田市中央2-4-5
*電話番号
0268-22-1305
*営業時間
11:30~21:30
*定休日
無し(元旦のみ)
*場所
まとめ
上田市「相生食堂」。年期の入った店ですが、安くてレトロで良いお店です。
店主ご夫妻にはいつまでも頑張って頂きたいですね。