長野県東御市は海野宿で行われた「第27回ふれあい祭り」に行って参りました。
海野宿といえば「北国街道の宿場町」として有名。今もなお昔のままの家並みが立ち並ぶ通りは非常にノスタルジックで素敵です。
江戸時代にタイムスリップ出来るのは勿論、最近はお洒落なカフェが増えてきて、いっそう魅力的になってきた海野宿です。
毎年行われているこのお祭り、例年は11月の下旬、勤労感謝の日あたりで行われていましたが、今年から11月の第一日曜日に開催される事になったんです。何故かというと「寒すぎるから」だそう。
今回訪れた日は快晴でポカポカ、お祭りを十二分に楽しむ事ができました。
ちなみに、私にとってこのお祭りは毎年恒例の美味しい「野菜ほうとう」と「小豆ほうとう」を頂けるのが最大の目的なんですよ~実は。
それでは海野宿「ふれあい祭り」をご紹介します。
東御市海野宿「ふれあい祭り」
江戸時代の街並みを残すここ「海野宿」は「日本の道100選」にも選ばれています。
その昔は大名行列や商人、善光寺参りの人々などで賑わった場所で、道にはかつて馬が水を飲むためにあった用水路があり、今でも水が流れています。
昔のままの家々には美しい格子戸がはめられていて、江戸時代の情景そのままを見る事が出来る情緒ある所です。
お祭り当日はお天気の良さで人の出足も良く大勢の方が訪れていました。
白鳥神社
海野宿の入り口、第一駐車場から来ると最初に立ち寄るべき重要な場所がこの「白鳥神社」。
真田幸村で有名な真田家とゆかりの深い神社で、「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」の伝説が縁起となっている歴史のある神社です。
海野宿の産土神でもあるこの神社は地元の方にとっても大切な場所。
余談ですが・・私、小学生の時の図画の時間に、ここで神社の「絵」を描いた記憶があります。
お祭りの日、この白鳥神社は「子供相撲」「樽酒のサービス」「屋台」などがある賑やかな場所になります。
ステージ
神社の境内のステージで空手のショーが行われてまして・・このご年配の空手の先生でしょうか?
分厚い木の板や瓦を真っ二つに・・・・残念ながら全部は割れませんでした。
手が痛そうで見ていられなかった・・汗。
ご苦労様でした師匠、しかしこのご年齢でこのパワーは素晴らしいです。
境内は屋台あり、この様なイベントあり、そして「樽酒」が振舞われて皆さんご機嫌なご様子です。子供達もたくさん、元気にお祭りを楽しんでいる様でした。
「野菜ほうとう」と「小豆ほうとう」
神社横の建物前では「野菜ほうとう」「小豆ほうとう」そして「くるみおはぎ」などが食べられます。
先に白鳥神社境内で食券を購入、それをもってこちらで「ほうとう」と引き換えてもらいます。野菜ほうとうが¥250、小豆ぼうとうが¥150という安さ。
テントが張ってありそちらで自由に席に座って頂く事が出来ます。
こちらがお目当ての「ほうとう」です。地元海野宿のお母さんたちが愛情込めて作って下さってます。小鉢の白菜浸けも。
野菜ほうとうはかぼちゃ、ネギ、豚肉、白菜、油揚げなどの具がタップリ。
「ズルズル~~~~」
ツルツルモチモチとした手打ちの「ほうとう麺」がまたたまらない美味しさ。
「ふうふう」と息を吹きながらモクモクと食べます。
味付けも丁度良く、野菜のうまみがタップリ。
小豆ほうとうは風味豊かな小豆と甘さが麺に絡んでこれも激うま。アンコが絡んだほうとう麺はモッチリと甘く、まるですするおまんじゅうの様です。
両方食べてさすがにお腹はパンパンに膨れました。
両方食べている人はあまり見かけなかったですからね・・欲張りなのでここに来ると絶対2つ食べてしまいます・・・。
でも絶対2種類を食べてみる事をおすすめします。
海野宿内を歩いてみる
着物姿の美しい女性達が歩く海野宿の通り。何とも良き風情です。
道の両脇、家々の前には様々なお土産、食べものと飲み物などが売られていて見て歩くのが楽しいです。
可愛い巫女さん達や
人力車も。いいですよね~。大人¥200、子供¥100で乗れます。海野宿の中を走ってくれますので是非お試し下さい。
戦国武将さんもいらっしゃいました。髭がお似合いです。
この「ふれあい祭り」では上田市の甲冑隊、そして松代町からの甲冑隊の皆さんが行進して歩くイベントも行われてます。
子供達に嬉しい玩具もありました。
疲れたらこのような「お休み処」でちょっと一服。
昔の家の中で飲むお茶にほっこりと癒されますね。縁側の座布団も良い味だしてます。
短歌、俳句、川柳などのコンテストも行われていて、それらの作品は海野宿内に張り出されていますのでご覧になってみて下さい。
「海野宿歴史民俗資料館」、「玩具展示館」無料開放
通常は有料でしか入場出来ない「海野宿歴史民俗資料館」も、この日は無料で入場出来ます。
海野宿の歴史や昔の暮らしそのままの家内部など、興味深い展示がされていて一見の価値があります。
古井戸、蚕室、お風呂場、道具置室などが当時のままの姿を残しています。囲炉裏がある部屋や当時の様々な道具など、「へええ」と感心してしまうものばかり。
「江戸時代はこんな風に暮らしていたんだ~」実感として感じられて面白いです。
さて、この後まだまだご紹介したい場所が沢山ありますが、長くなったので続きは次回のブログに書いて行きたいと思います。
そちらも是非チェックしてみてくださいね。
それでは 「See you next~」!