標高1500mの上田市菅平高原。
冬のスキー、スノボ、夏のラグビー、アメフトが有名ですが、「唐沢の滝」を見てみるのもおすすめです。
高さ15m、幅10mの滝は見ごたえがあり、道路から数分歩くだけで滝の真下辺りまで行けるお手軽さがいいんです。
勢いよく飛び散る水しぶきは辺りの空気を清涼感で包み、マイナスイオンも出まくり、思わず深呼吸したくなる清々しさ。
夏場でも寒さを感じて震えてしまうようなヒンヤリした空気で癒される、菅平の「唐沢の滝」をご紹介します。
菅平「唐沢の滝」
上田市方面からは菅平高原に向かって406号線,大笹街道を進みます。
くねくねした峠道を走っていくと「菅平ダム」が見えてきます。
そこからさらに上がって行くと右側にあるのが「唐沢の滝」。滝自体が奥まった場所にあるので気を付けて見て行かないと通り過ぎます。
木で出来た看板が立っているので目印にして下さいね。
滝の左側に駐車場があるようですが、私はいつも道路沿いのちょっと広くなったスペースに停めさせてもらっています。
道路からでも滝が見えますが、おすすめはやはり滝のすぐ近くまで行ってみる事。遊歩道というにはちょっと歩きずらい感じの歩道があるので、そこを滝に向かって歩いてみましょう。
クマ出没注意
「クマ出没注意」の看板が貼られてます。
クマさんと出会う可能性もありなのでお気を付け下さいませ。
山登りと同じように、何か音の出る物、例えば鈴とかがあると安心です。
もしクマさんにあったらゆっくりと少しずつその場から離れましょう。間違っても死んだふりをしないでね~、やりがちですが・・・。
背中を見せて走って逃げたら間違いなくクマさんは追いかけて来ます。後ずさりしながらゆ~くりと落ち着いて消える様にしましょう。
まあ、めったにクマに遭遇する事は無いでしょうけど。
歩道から滝まで
歩道はサンダルでは歩きにくいですので、必ずスニーカーなどを履いて行ってくださいませ。
滝まではほんの数分ですが。
春まだ浅いこの日、木々はまだ枯れたままのものも多いですが、夏は緑に覆われて森林浴も出来ます。
冬は冬で凍り付いた滝が圧巻なので、寒さを覚悟で来るも良しなんですよ~。
滝から流れ落ちる水が流れる川。
透明で澄んだ水は、触ってみるとまるで氷のような冷たさです。
「飲めるんじゃん?」などと思った次第ですが顔だけ洗ってみました。
「気もっち~~~~」
中年顔の開いた毛穴も引きしまる冷たさ・・・
滝
滝に到着するかなり手前から身体に感じる気温がグッと下がるのが分かります。
いきなり冷えるんです。
そして吸い込む空気も何だか違うものに変わるのです。
「マイナスイオンだな~~~」
水しぶきがじゃんじゃん飛んできます。服が濡れますが真下辺りまで行ってみて下さい。
滝つぼ修行したい~~~~。と思うかも?
実は唐沢の滝は滝つぼが浅いのです。その為に水しぶきが凄く飛んでくるわけです。
ザンザンと流れ落ちる水の音、霧のようにまとわりつく水しぶき、そして気持ちの良い空気がいい。
それにしても一体いつ頃からこの滝はあるんでしょうか?
この唐沢の滝の近くには弥生時代~縄文時代の遺跡の後があるそうなので、きっと太古の昔からあるんでしょうね。この日本一寒い気温になる時もある菅平で、半裸で暮らしていた人々がいたと思うと驚きです。
昨年もこの滝に夏場に訪れたのですが、その時は大学生数人が滝つぼに打たれようと頑張ってました。皆さん唇が紫色になってたのが印象的でしたよ。
真夏の熱いさなかでも、この滝にくれば寒さで震えてしまうのです。
決して物凄く大きなダイナミックな滝ではないんですが、なんだかとても魅力のある場所がこの「唐沢の滝」なのであります。
菅平の大自然が美しい。
夏は渓流釣りをする方もいらっしゃいます。
道路から見た滝です(真ん中奥)。
夏は緑、冬は真っ白な世界、秋には美しい紅葉に囲まれて、さらに綺麗な姿を見せてくれます。
4月ですからね、ちょっと中途半端な時期でした。もう少し暑くなってくると新緑に覆われてくる事でしょう。
菅平「唐沢の滝」地図
まとめ
菅平高原入口にある「唐沢の滝」。
観光地化されていないので、自然のままの姿を見る事が出来ます。
暑い季節には特におすすめですので行ってみて下さいませ。