日本で美味しいリンゴの産地として有名なのは青森県、山形県、そして長野県です。
青森県は生産量が日本一で、日本に出回るリンゴの約50%の生産量を誇ります。
そして2番目に多いのが長野県なんですね。
これからの季節はまさに「リンゴの季節」、美味しいリンゴがドンドンと出回ります。
長野で生産しているリンゴには色々な銘柄、品種がありますが、それぞれに特徴が異なり、お好みで選んで食べれるのが嬉しいところです。
どんな種類のリンゴがあるのかあまり知らない、という方のために、今回は長野県で生産されている人気のリンゴ達の種類をご紹介します。
そしてそれらのリンゴ、いったいいつ頃から出回って食べられるのか、時期も一緒にご紹介します。
長野県のリンゴ、品種と収穫時期
9月の時点で地元の直売所などではもうたくさんのリンゴが並べられています。
私も既に今年の美味しいリンゴを堪能させてもらっていますが、今の時期、9月から収穫、出荷されるリンゴはどんなものがあるんでしょう。
9月から食べれるリンゴの品種
1:サンつがる
早い時期から収穫されるリンゴ「サンつがる」。甘味があって美味しいリンゴです。ただ時期的な物なのかボケやすいのが特徴です。
2:シナノドルチェ
酸味が強めですが、果汁タップリで肉質もシャキシャキした品種です。
3:ゴールデンデリシャス
黄色い色をした可愛いリンゴ。酸味は強めでボケやすいですが、味は濃厚で美味しい。
:ちなみに「ボケる」というのは、リンゴが熟し過ぎてフカフカになってきてしまう事です。
10月のりんご
1:秋映え(あきばえ)
千秋、という種類のリンゴと、つがる、というリンゴを掛け合わせて出来たリンゴ。赤味に黒を足したような赤黒い色をしています。
酸味は強めでシャキシャキした歯ごたえ、ジューシーで果汁タップリです。このリンゴはボケにくいのが特徴です。
2:シナノスイート
ふじ、とつがるを交配して出来たリンゴ。甘味が強くで酸味がほとんど無いです。
3:王林(おうりん)
上品な優しい甘さ、そして青いリンゴです。ちょっと黄色味も帯びています。
個人的には王林の味がとても好きです。
青りんごらしい繊細な味わいがとても魅力的。
4:紅玉(こうぎょく)
酸味が強いリンゴです。加工用にされる事が多く、リンゴ酢やアップルパイでお馴染み。
病気に弱い品種で収穫量は少ないですが、生で食べても十分美味しいです。
私はあえて生で食べるのが好み。
5: シナノゴールド
黄色い色が可愛いシナノゴールドは、千秋というリンゴと、ゴールデンデリシャスを交配させて出来たリンゴです。
シャキシャキとした歯ごたえ、酸味と甘みのバランスも絶妙で美味しいです。
切った後に変色しにくいのが特徴。
ちょっと固めな噛み心地ですが、黄色いリンゴらしい芳香が楽しめます。
11月
1:ふじ、サンふじ
11月中旬になると出てくるのが「ふじ」そして「サンふじ」です。
フジは貯蔵性を高めるために袋をかけて栽培しますが、サンふじは袋掛けを行わないで栽培したりんごです。
切ってみると中には蜜がタップリ入っていて甘い。酸味も弱いのでとても人気がある品種です。
「リンゴの王様」と呼ばれていて最もポピュラーなりんごと言えますね。
我が家も毎年このふじ、を箱で買って食べています。蜜が入っていると子供達も喜んで食べますね~。蜜の見た目だけで美味しいのが判断出来るんです。
ただし蜜の部分が甘いという事はありません。子供の頃蜜の部分だけを齧ってがっかりしたものです。
その他のリンゴ
この他のリンゴでは
アルプス乙女
という小さなミニリンゴがあります。これは小さいながらも味のしっかりしたリンゴで美味しいんです。お祭りやイベントなどでよく見る「リンゴ飴」も、このアルプス乙女が使われている事が多いです。
シナノレッド
こちらのリンゴは8月の中旬から下旬にかけて出て来るリンゴです。
赤さが濃く、酸味、甘味のバランス、そして香りも味も良いものです。
この他にも数種類のリンゴがあるようですが、今回は特に人気で一般的に販売されている物を選んでみました。
色々食べ比べてみたい、という方はおまかせセットで頼んでみるのも良いですよ。