学校給食ではお馴染みの「キムタクご飯」、その由来が長野県の塩尻市にあったというのを知ってますか?
私の地元上田市の学校給食でも大人気なメニューで、小学生の我が家の娘も大のお気に入りです。
キムチの風味と辛さ、たくあんの甘さと食感、そしてお肉が入っているチャーハン、混ぜご飯風な一品で、食べやすさと美味しさが人気の秘訣。
今回はそんな「キムタクご飯」がどんな風に開発されて、そしてどんな風に作るのか、レシピも含めてご紹介します。
キムタクご飯の由来とは?
娘があまりにも絶賛し、「ね~、家でもキムタクご飯作ってよ~」とせがむので、「はいはい、」と重い腰を上げてレシピを検索してみました。
するとその最中に、【日本で初めてこのメニューを開発したのが塩尻の学校給食】だと説明されていてビックリ。
「これって長野県民の食事だったの?!」と嬉しくなりました。
数年前に「秘密のケンミンショー」などの全国テレビでも取り上げられ、今では日本中でレシピがアップされて食べられてます。
以外や意外、キムタク、という命名からしても、東京辺りからはやったメニューなんだろうな、なんて思っていたんですけど‥‥。
キムタクご飯を開発したのは誰?
キムタクご飯を開発したのは、塩尻市の小学校で給食の献立などを考えている管理栄養士のとあるお母さん。
「子供達にもっと漬物を食べて欲しい」、と思ったのが始まりです。
元々豚キムチが子供達にとても人気があったので、漬物を入れた、子供達に喜んでもらえるメニューをと考えて出来上がったのが、キムチ、豚肉、たくあん、そしてご飯の組み合わせでした。
開発者の栄養士さんは、最初自分の子供さんに食べさせてみたそうですが、美味しいと太鼓判を押された事で学校給食のメニューに加えました。
そしてメニューの名前を考え「キムチ」と「たくあん」の両方の文字を取った「キムタクご飯」という名がついたんです。
いや、普通はホントにビックリしますよね、この名前。キムタクと言ったらやはりあの「木村拓哉」さんを思い浮かべてしまいませんか?
結果的にはその「キムタク」という部分が非常にキャッチーで人気を博し、更にその美味しさでも話題になった、という事なんでしょうね。
キムタクご飯の元祖オリジナルレシピ
学校給食でも凄い人気のキムタクご飯ですが、家でも簡単に作る事が出来ます。
塩尻市の公式ホームページにはオリジナルレシピが掲載されていますが、今回はそちらをご紹介させて頂きますね。
まずは元祖「キムタクご飯」を作ってみるのが一番。
オリジナルレシピ(材料2合分)
炊きたてごはん(少し固めがおすすめ) … 2合分
ベーコン … 4枚(豚肉でも代用できます)
キムチ … 90グラム
たくあん … 90グラム(つぼ漬けでもOK)
薄口しょうゆ … 小さじ2弱
油 … 少々調理手順
キムチとたくあんを、2センチメートル幅くらいに粗くきざむ。(キムチの汁はとっておく)
ベーコンは1センチメートル幅くらいに切る。
フライパンに油をしき、ベーコンを炒める。
きざんだキムチとたくあんを入れ、軽く炒める。(キムチの汁も入れる)
薄口しょうゆを加え、味をととのえる。
あたたかいごはんに混ぜ込む。
※お好みで長ネギなどを加えてもOK。
※ベーコンの代わりに豚肉を使うときは、薄口しょうゆを少し多めに、油はゴマ油にするとコクが出ます。
これが塩尻市お墨付きのオリジナルレシピです。
混ぜご飯のように、材料をあらかじめ炒めて味付けしておいて、後でご飯と混ぜます。
この他に、材料を炒めている途中でご飯をフライパンに追加して一緒に炒めてしまう、チャーハン風にするレシピもあるので、お好みで作ってみて下さいね。
cookpadなどにも沢山のアレンジレシピが掲載されてますので、そちらを見てみるのもおすすめです。
キムタクご飯と相性の良いおかずって?
娘の学校の給食メニューを参考にして、キムタクご飯と相性の良いおかずを考えてみました。
ご飯自体がコクとうまみがあるものなので、さっぱりした味付けの物が合いますね。
例えば
お浸し(ほうれん草など)
生野菜サラダやポテトサラダ、マカロニサラダなど
コンソメスープ、みそ汁、ワンタンスープ
冷ややっこなどのお豆腐系、
酢の物
といったところでしょうか。
野菜料理を付け合わせる事で栄養価も高く、バランスの良いメニューになるのでおすすめです。
まとめ
子供達が大好きな「キムタクご飯」、塩尻市から生まれた食べ物なんですね。
癖になる美味しさで、私も大好きです。
大人も子供も美味しく食べられるメニューですので、是非作ってみて下さい。