佐久市野沢にある可愛いお地蔵様、その名も「ピンコロ地蔵」。
「死ぬときゃ~コロリと行きたいもんだわね~」というご年配の方々がお参りに来るお地蔵様です。
佐久地方は長寿の長野県の中でも特に長生きしている方が多いそうで、噂では佐久市の名物「佐久鯉」の恩恵では?などとも言われております。
中年主婦の私には「まだ早いやろ~ピンコロ参りは~」なんてお声もかかるのかもしれないんですが、いつも元気でピンピンしていられるようにとお参りする事に致しました。
そして佐久市ではとても有名な美味しいたい焼き屋さん「しんかい」さんにお邪魔して、あんこ中毒な自分を満たしてまいりましたので、そちらもご紹介したいと思います。
佐久市ピンコロ地蔵
ピンコロ地蔵さんというのは
高さ約1m、直径約60cmで、2003年(平成15年)9月に建立されました。やさしく微笑みながら、ほほに右手を添えた愛らしい姿が印象的で、健康長寿にあやかろうと県内外から多くの人が“ぴんころ詣”に訪れる、全国的にも有名な観光スポットです。
今や大型観光バスがやってくる程有名なお地蔵様なんです。
健康で長生きし、誰にも迷惑をかけずにコロリと大往生する、という願いを叶えてくれるお地蔵様。
お地蔵様の材質は御影石で、愛媛県の石仏作品で有名な作家の方が造られました。
このお地蔵様は奥にある成田山薬師寺の参道にありまして、その石畳の参道では毎月一度「山門市」というのも開かれているんです。
野菜果物、おまんじゅうやお惣菜、雑貨なんかが並ぶ市で、それが楽しみで来られる方も多いのだそう。
昔の仲見世の雰囲気を味わえるという事で、是非来てみたいですね。毎月第2土曜日に開催されてます。
手前左側にお地蔵様がいます。この門が薬師寺の入り口。
山門市が開かれる参道の石畳、風情がありますな~。
平日のこの日は一軒だけお地蔵様の可愛い置物を売っている出店がありました。
参道に入る手前には一休み出来るカフェ、お土産処もあるので、そちらで買い物が出来ます。
ピンコロ地蔵駐車場
佐久の市街地方面から来ると、254号線、千曲川に架かる橋を渡り、南部交番前の信号ピンコロ地蔵と大きく書かれた看板の入り口を左手に曲がります。
曲がって直ぐの右手にも駐車場がありますが、もう少し進むと右手に無料駐車場がありますので、そちらに停めるとお地蔵様に近くて便利。
トイレもありますよ。
さて、ピンコロ様にお参りも済ませたので今度は「たい焼き」を買いに行ってみますね。
ピンコロ通りのたい焼きや「しんかい」
ピンコロ地蔵様から参道を戻り「ピンコロ通り」に出ます。
西の方向に少し歩くとあるのがこのお店「新海(しんかい)」。
昭和を彷彿とさせるこのたたずまい。
道の雰囲気とか空気、景色も何だか昔を思い出させるような…
子供の頃こういうお店によく連れられてきたな~、
大抵お店には看板婆ちゃんがいて、話しかけられると恥ずかしくて下を向いてたな。
とぼ~っと昔に思いを馳せていたら、ホントに看板婆ちゃんがいたよ。
慣れた手つきでたい焼きを焼くおばあちゃん。このたい焼き機も相当年期が入ってる。
話しかけたら途端に楽しそうに昔話を始めてくれたおばあちゃん。
「もう50年やってるのよ~」と嬉しそう。
このお値段の手書き文字がまた味わい深いです。
ここの「新海」さん、たい焼き屋さんの前には「キャンディー屋さん」だったそう。
自転車の後ろに木で出来た箱を括り付けて、走りながら「キャンディ~キャンディ~」と行商していたそうな。
その後たい焼き屋さんに転身し、はや50年の歳月が過ぎたという。
老舗ですわ、たい焼きの。
さぞ美味しいたい焼きを頂けるでしょうな、期待は膨らみます。
「どこから来たんだい?」というおばあちゃん。「上田から来たよ」と言うと「そうかいそうかい」とニコニコ笑顔で見送ってくれました。
50年の歴史、たい焼きの味
たい焼きはひとつ¥200です。
さてと、それでは「いただきます」。
たい焼きの外観は非常にいびつ、生地がはみ出して羽になってます。
それがまた良いんだな~これ。
小豆は北海道産、粒がそのままゴロリと見えますが、食べてみると柔らかくて小豆の風味が良し。
塩気もある甘さが何とも言えぬ美味しさです。
皮は適度にパリパリして中はフワフワ。
しっぽの方までしっかりあんこが入ってました。
緑色した半紙で包まれたたい焼きはまさに「昭和」。いつまでも元気で作り続けて欲しいな~あのおばあちゃんに。
佐久市ピンコロ地蔵基本情報
*所在地
長野県佐久市野沢市原475
*お問い合わせ
0267-62-0753(野沢商店街振興組合ピンコロ会)
*地図
佐久市たい焼きや「新海」基本情報
*所在地
長野県佐久市市原451-6
*電話番号
0267-62-0543
*営業時間
8:30~20:00
*定休日
不定休
*地図
まとめ
佐久市の「ピンコロ地蔵」、そして「たい焼きや新海」をご紹介しました。
ピンピンコロリを祈願しに、そして美味しい懐かしい味わいのたい焼きを食べに出掛けてみてはいかがでしょうか?