昨日テレビ放送でも紹介されたという「噂」の蕎麦処が戸倉駅にございます。
駅で食べる蕎麦というのは美味しいものですが、こちら「かかし」の蕎麦は天然だしで無添加なヘルシー蕎麦。
さらにはお惣菜も販売しているスーパーの様な蕎麦屋でもあります。
寂しげな風情の戸倉駅、久しぶりに出かけて蕎麦を食して来ましたのでご紹介してみましょう。
戸倉駅蕎麦処「かかし」
千曲市戸倉の「しなの鉄道」駅「戸倉駅」。
戸倉上山田温泉の玄関口であります。
改札口には駅員さんがお2人、寒そうに身体を擦りながらホームを眺めていらっしゃいました。
改札向かって右手に待合室がありますが、その中の片隅にあるのが蕎麦処「かかし」。
田舎の駅の蕎麦屋さんらしい雰囲気です。
近くに寄って行くと「は~い、どうもいらっしゃいませ~~」、と元気な女性の声。
意外にもまだまだお若い素敵な店主さんでした。
「かかし」メニューとお惣菜
剥げかけた白壁に黄色いメニュー表が貼られています。
かけ蕎麦は一杯¥350。
その他には定番の天ぷら、きのこ、わかめ、山菜、とろろなどがあり、うどんも。
トッピングも¥150でしてくれる様です。
自家製「モツうどん」がお勧めのようですが、モツの苦手な私、月見蕎麦を頂く事に。
「うちのツユは化学調味料使ってないですよ~」と店主さんがにこやかに話てくれました。
本かつおと昆布で出汁を取っていらっしゃるとの事。
不思議だったのがこのお惣菜。カウンターの上にズラリと。
よ~く見てみないと何なのか分からないものがあります。
手前の赤いのは「カニカマ?」それにしても太いな・・・。
野菜炒めに肉じゃが、ウインナーに鮭の塩焼き、袋煮にもつ煮・・・・。おにぎりもありました。
駅の立ち喰い蕎麦屋でお惣菜とは珍しい。
年配のご夫婦がお蕎麦と一緒に、何かお惣菜を購入して食べていらっしゃいました。私も見てみたのですが、今回はお蕎麦のみに決定。
月見そば¥450
オーソドックスな月見そば。
ツユの色が濃いです。
蕎麦は太目、コシが無くてツルリとした感じはお値段に見合ったものかな・・・。
しかしながらツユは出汁が良く取れていて、香りも良く美味しいです。昔ながらの蕎麦のつゆ、と言った味わい。
天ぷら蕎麦¥450
こちらもシンプルなかき揚げの天ぷら蕎麦。
特にコメント無く、ひたすらズルズルと食す友人でありました。
曇り空の中、人気の少ない駅ですする蕎麦・・・。
1912年に開業した戸倉駅、1970年代には130万人もの観光客の方が訪れていたそうです。
でも今は年間60万人程だそう。この世は常に移り変わっていくものですね・・。
小さなお蕎麦屋さん「かかし」、今後も頑張って営業していって欲しいと思います。
ごちそう様でした。
戸倉駅「かかし」営業時間と場所
*所在地
長野県千曲市戸倉1445(戸倉駅内)
*営業時間
7:30~14:00
*定休日
不定休
*場所
まとめ
しなの鉄道ご利用の際に行ってみてはいかがでしょうか?簡易なテーブル席もあるので、ゆっくり食べられます。
店主さんの心意気を感じるお店でした。