小諸市大手にある「揚羽屋(あげはや)」は、明治時代から営業しているというご飯処。
なんでも6代に渡って面々と続けられてきた店らしい。
明治時代には、あの文豪島崎藤村が足繁く通った、という有名な店なんだそうな。
が、
2016年以降、店は閉じられたままでありました。
そして2021年、神奈川県から移住されてきたというご夫婦が、この一膳めしや「揚羽屋」を復活させまして。
現在昼は定食屋兼カフェ、夜は地酒でゆっくり過ごせる「酒処」、そして建物2階は「宿泊処」となって生まれ変わっております。
今回は有名な「ソースかつ」、そして生姜焼き膳とデザートを頂きました。
クラシック音楽と古い建物、モダンかつ小諸情緒を感じさせる不思議な空間、ご紹介して参ります。
小諸市「揚羽屋」
小諸駅から歩いて数分、道路沿いに建つ古びた外観の店が「揚羽屋」です。
地図はこちらに
駐車場は道路を挟んだ店舗前に数台分があります。
店内
外観のイメージとはかなり違う、綺麗でモダン、落ち着いた雰囲気のシックな店内。
縦に長細い造りになっていました。
テーブル席とカウンター席、奥には広間もあるようです。
*お客様が数組いらしたので、画像少な目です。
囲炉裏のある小上がり。そこはかとなく感じる城下町小諸情緒。
観光客の方向けのパンフレットなどが置かれています。
和洋折衷、バランスの取れたインテリアが素敵かと。
グレイ色の壁に掛けられた木枠の大きな額。
これは島崎藤村の「千曲川旅情のうた」の詩の一節のようです。なんでも、「揚羽屋」が実名で登場しているそうですが、何が書かれているのかは全然読めませんでした(というか読む気なし・汗)。
島崎藤村、明治から昭和にかけて活躍された詩人、作家でありますが、今時の方にはあまり興味のない話題かと思います。
藤村の小諸との関係、作品、生涯など、詳しく知りたいという方は以下、小諸観光局さんのサイトを覗いてみて下さいませ。
メニュー
さて、メニューですが。
ヒレカツ膳、ソースカツ膳、生姜焼き膳、エビフライ膳、こちらがスーパー、レギュラー、ミニと3サイズあります。
単品だとご飯、味噌汁、煮もの付き。
セットにするとドリンクとデザートが付きます。
お値段は¥800~¥2,200。
あとはスパイスカレーときつねうどん、きつね蕎麦。¥700~¥1,300です。
スイーツは季節のスイーツで、単品¥400、ドリンクセットなら¥600。
スタバの豆を使用した珈琲が¥350、その他紅茶、リンゴジュース。
夜のお酒とおつまみ。
地酒とワイン、ハイボールなどが楽しめるようです。
ソースかつ膳と生姜焼き膳
こちらは「ソースカツ膳」のレギュラーサイズ。
生野菜と漬物、味噌汁が付いてます。カツのサイズは普通。
甘辛なソースが掛かったカツ、豚肉は長野県産。
これがとても柔らかくて味わいがあり美味。
ご飯も小諸市産。もちもちとしていて美味しい。
生姜焼きはミニサイズですが、女性に丁度良い量。
こちらもお肉がボリューミーで柔らか、肉自体が美味しい。
味付けも丁度良くてご飯が進みます。
ペロリと綺麗に頂きました。
ヴァイオリンの調べを聴きながら「がっつり肉定食」、なかなか良いものでございます。
黒豆と抹茶のパウンドケーキと珈琲
デザートの黒豆と抹茶のパウンドケーキ、そして珈琲。
珈琲はスターバックスの豆という事でしたが、とにかく濃い。
エスプレッソに近いくらいかも。
こちらのケーキ、黒豆の食感がアクセントになり、抹茶の風味と優しい甘さが良き。
とても美味しく頂きました。
店は女性スタッフさんがお一人、そして店主ご夫妻がおられました。
帰り際、ちょっとだけ店主の奥様とお話させて頂きましたが、気さくながらも、どこか知的な雰囲気をまとった女性でありました。
「揚羽屋」のサイトは以下です、ご覧ください↓
ごちそう様でした。
小諸市「揚羽屋」営業時間
*所在地
長野県小諸市大手1-3-17
*電話番号
0267‐31-5593
*営業時間
ランチ 11:00~14:00
居酒屋 17:00~22:00(金・土のみ)
*定休日
火曜
まとめ
小諸市「揚羽屋」、島崎藤村の時代から続くご飯処。小諸情緒を感じる素敵なお店でした。
エビフライも美味しそうでしたよ~。
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