信州長和町「立岩和紙の里」に出掛けて参りました。
里と名が付けられていますが、一軒の建物の事を指しています。
この建物内にはお蕎麦屋さん、お土産と和紙製品売り場、そして和紙作りを体験出来る施設が入っております。
300年の歴史があるというこの「立岩和紙」、江戸時時代の中期には100軒を超える和紙作りをする農家がここ長和にあったとか。
寒い冬場、農業が出来ない期間に各家々で行っていたのだそうですが、その後激減してしまいました。
そこでこの伝統的な和紙作りを継承しよう、と建てられたのが「立岩和紙の里」なのです。
立岩和紙は非常に美しいものでして、和心をくすぐる艶やかな色と質感がたまりません。
今時女子も思わず欲しくなるお洒落感もあります。
という事で、今回は和紙を使った製品のあれこれ、お蕎麦屋さんと紙漉き体験が出来る工房などをご紹介していきます。
長和町「立岩和紙の里」
長和町「立岩和紙の里」は、上田市からですと丸子を抜けて諏訪方面、152号線沿いの道沿いにあります。「下立岩」という信号の横。
県外からお越しの方は、上信越道「東部湯の丸」インター、もしくは「上田菅平」インターで下車してから車でおよそ30分~です。
電車の場合は上田駅からバスがありますので、そちらをご利用になると良いでしょう。
「立岩和紙の里」は横長の古民家風作り、昭和59年(1984)にオープン。
建物前、横には広い駐車場がございます。
蕎麦処
建物向かって左側は蕎麦処です。
広いテーブル席とカウンター、それに小上がり席も眺めが良くてゆったり。
この日は食後だった為、こちらでお蕎麦は頂けなくて残念。
メニューをチラッと見たところ、お勧めの所には「舞茸天ぷら」や「クルミおはぎ」、「しめじご飯」に「韃靼ご飯」など美味しそうなものが並んでいました。
自家製で地粉、手打ちのお蕎麦はもちろん、うどんなどもあるようです。
長和と言ったら「韃靼蕎麦(だったんそば)」が有名ですので、そちらを是非お召し上がりになってみて下さい。
韃靼蕎麦については以下、長和道の駅の記事に詳しく乗せておりますので、よろしければご覧ください。
お土産売り場の和紙商品
建物真ん中は和紙製品が沢山並んでいます。
ペン立てや小物入れ、コースターなど、着物柄で色鮮やか。子供の頃こんな柄の折り紙で鶴を折ったな~。
むら染めのちぎり絵。
グラデーションが綺麗です。これを使って手作りの小物などが出来そう。
なんだか東南アジアチックな香りもする柄ですね。
柄、色も様々な「うちわ」。
夏場は浴衣を着て、こんな素敵なうちわを持って出かけたいですね。
ちなみに和紙作り体験をするときに、うちわも作れます。
カレンダーも和紙で出来ています。
黒地の満月に跳ねるイノシシの親子が可愛い。欲しかったんですが、お値段¥1,600・・。
和紙の便箋と封筒類。
質感に趣きがあって素敵です。なんとも上品ですよね~。
手紙をしたためるなんて機会はめったにないですが欲しいです。
このいびつな形の素朴な紙はドーサ引きというものだそうです。
和紙の滲みを防ぐ役割がある?というものなのだそうで、和紙に絵を描く時に使うようです。
確かに和紙は染料を吸い込んで滲んでしまいますね。
色々と深い物がありそうな和紙の世界です・・・。
和紙の傘が素敵なランプ。
ランプ用の和紙傘も販売されています。和のインテリアにこだわる方には良さそう~。
和紙の荒い質感から漏れる光に和みますね。
様々な和紙は一枚から買う事が出来ます。素敵な風合いな物が多いので、選ぶのも楽しい。
紙漉き体験工房
建物向かって右にあるのが「紙漉工房」。
こちらで紙をすき、自分でデザインして色を付けて「うちわ」や「はがき」、「卒業証書」などを作る体験が出来ます。
ガラス越しに見える工房の様子。
体験場所はもう一つの広いお部屋があります。
「やってみたい~~」という方は以下、長和町振興公社公式HPより申し込みをお願い致します。
*所要時間は1時間~1時間半、料金はお一人様¥1,300、団体様だとお一人¥1,200となっています。
時間は9:00~15:00。
長和町「立岩和紙の里」詳細情報
*所在地
長野県小県郡長和町古町22-1
*電話番号
0268-68-3895
*営業時間
9:00~17:00
*休館日
毎週月曜
*場所
まとめ
長和町「立岩和紙の里」、和紙作り体験、美味しいお蕎麦、そして素敵な和紙商品が揃ってます。
和紙がとても素敵ですので、よろしければお出掛けになってご覧になってみて下さいね。