長野県小県郡長和町に、可愛い名前の付いた大きな道の駅「マルメロの駅ながと」があります。
上田市方面からは諏訪市方面に向かう国道152号線(マルメロ街道)沿い。
「マルメロ街道」と呼ばれるだけあって道の両脇にはギッシリと実をつけたマルメロの木が並び、黄色い可愛らしい果実を見る事が出来ます。
日帰り温泉や温泉宿なども充実している自然豊かな長和町。
観光の拠点としてこの「マルメロの駅ながと」に来ると、多くの情報を商工会館(観光案内所)などで仕入れる事が出来ます。
直売所、食事処、お土産処、そしてコンビニもある便利な道の駅ですので立ち寄られると良いですね。
さて、今回は地元民としてこの「道の駅」を改めて訪れてみました。
長和町道の駅「マルメロの駅ながと」
長野県小県郡長和町は美ヶ原高原、長門牧場、中山道和田宿と長久保宿などの有名観光地であり、また黒曜石や和紙、マルメロの産地としても知られています。
そんな長和町の中心にあるのが道の駅「マルメロの駅ながと」です。
ここは駐車場がとても大きく広々。
車を停めて仮眠するのにも便利で、コンビニ(ローソン)は24時間開いていますしトイレも大きいです。
端から端まで歩くのは結構大変な距離ですが、お店を覗きながら歩いてみましょう。
直売所
向かって一番左にあるのが「農産物直売所」。田舎らしい風情の直売所で、中では地元のお母さんが元気に営業中。
地元長和の野菜、果物が並び、お手軽なお値段で購入出来ます。
観光案内所(商工会館)
直売所から出てトイレを通り過ぎ、商工会館(案内所)に向かいます。ここの中には「とびっ蔵」という物産館があり、長和町のお土産を購入できます。
ちなみに「とびっくら」は「かけっこ」とか「走る」という意味がある長野県の方言です。
長和の特産「マルメロ」のお土産。
マルメロは「かりん」とよく似たバラ科の植物で、ここ長和町では「かりん」と呼ぶ人も。
実際にはマルメロもかりんも別物なのですが、見分けるのは一般には難しいようです。
生のままでは渋いので食べられないマルメロは、ハチミツ浸け、お酒に漬けてマルメロ酒、ジャム、などの加工品として使われます。
マルメロは咳止め薬として民間療法でも使われたりもしますし、こうしてお菓子にも。
長和町の特産品の中でもイチ押しなのがこの「韃靼そば(だったんそば)」。
とびっ蔵の中では「韃靼そばの実のお茶」を試飲させてもらえます。
これが香ばしくてとても美味しい。
韃靼そばの実を炒った物が袋入りでお土産に購入出来ます。これ、お勧めです。
実は蕎麦には3種類あるのですが「原種蕎」「普通の蕎麦」そして「韃靼そば」に分かれます。
この中で食用に出来るのは「普通」と「韃靼」なのですが、「普通」は甘味があって食べやすく「韃靼」は苦みがあるので食用にはイマイチ、なんです。
ところが「長和町」の韃靼蕎麦だけは何故か苦みは少ない、しかも栄養価は高い、という珍しい蕎麦。
標高800~1000mという高地で無農薬、無肥料での栽培、食品添加物一切無し、という安心安全な蕎麦、それが長和町の「信濃霧山韃靼そば」(しなのきりやまだったんそば)なんです。
お土産にもお勧めの一品です。蕎麦通の方には是非食べて頂きたい。
「ささやき神社」とその他の店舗
道の駅の右手奥に見えるのは長和町の日帰り温泉「やすらぎの湯」、手前に見えるのは「ささやき神社」です。
やすらぎの湯は露天風呂が快適で、一日大人一人¥500でゆっくり出来ます。
美人の湯としても知られていますので女性には嬉しい。
「ささやき神社」は縁結びのお神様。「牛石」と「耳石」がありまして、そこにささやくと願いが叶うとか。
おひとり様でも勿論お参りして行ってくださいね。絵馬も各店舗に売られています。
「信州かりん茶屋」は「カフェ」。韃靼そばのソフトクリームもありますし、軽い食事も出来ます。
またこちらのお店の横には「かりん亭」というお食事処もあるのでよろしければどうぞ。
「菜の花館」はお土産処。産直野菜、果物、信州土産や長門牧場のアイスクリームもあります。
こちらは「おやき」「おまんじゅう」「地元銘菓」の「大島屋」。
長和町はおやきも有名ですし、マルメロのお菓子も充実。
店舗の数も沢山あるこの道の駅、何かと便利で楽しい場所です。
長和町「マルメロの駅ながと」基本情報
*所在地
長野県小県郡長和町古町2424-19
*電話番号
0268-68-0006
*営業時間
食事処 午前11時~午後10時(無休)
観光案内所 午前9時~午後5時(定休日:12月29日~1月3日)
駐車場・トイレ・公衆電話などは24時間
*休館日 年末年始12月29日~1月3日
*地図
まとめ
長和町は観光にも最適な素敵な町です。
長和に訪れたら「韃靼そば」、そして「温泉」などを満喫してみて下さいね。