上田市街から別所温泉に向かう道、ふと目についた風にはためく「豆大福」の登り旗。
思わず立ち寄ったのがこちら「御菓子司・喜八(おかしつかさ・きはち)」です。
民家の一階にあるこのお店、外観からでもどことなく上品なオーラを発しているのを感じたんですが、豆大福を見て「ほほ~~やっぱり」と思いました。
とても綺麗で上品ないで立ちなんです、豆大福が。
で、こちら喜八は「どら焼き」が一番のおすすめ、と店主の奥様から聞いて購入。
これがまたとっても美味しかったんです。
という事で、御菓子司「喜八」のご紹介。
上田市御菓子司「喜八」
別所温泉に向かう177号線沿い、塩田郵便局を過ぎると見えて来る、薄茶色の壁をした民家の一階が「喜八」です。信号「保野」の少し手前。
店舗前には4~5台分の駐車場があります。
紺色のノレンがかかった入口から中へ・・・。
喜八店内
先客さんがいらっしゃったので、しばし小さな店舗内で待ちました。
ショーケースの中には数種の菓子があるのみ。
待っている間「お菓子処」じゃなくて「御菓子司」って何?と疑問が沸いたので調べてみると。
その昔、お菓子は今で言う「国家公務員」が作っていたそうで、「司(つかさ)」というのは宮中に使える人を指すのだそう。その為に「お菓子」を「御菓子」、そして製造する人を「御菓子司」と呼ぶのだとか。
要するに格式高い菓子屋の事を「御菓子司」と言うんだそうです。
「へ~~~、なるほど」。知らない事って沢山あるな~~~。
喜八の御菓子
カウンターの上にはこのようなファイルに入れられたメニュー表があります。
豆大福はばら売りで1個¥130、どら焼きは1個¥162。
豆大福は1個から簡易な入れものに入れてくれますが、どら焼きは4個から箱に入れてくれます。
贈り物として「化粧箱」に入れる場合は有料になります。
他には「最中(もなか)」と「山の栗」というお菓子がありましたが、迷う事なく豆大福とどら焼きを購入。
店主奥様は物腰の低い丁寧な口調で接客されていて、非常に好印象です。
以前はこちらのお店、甘味処もされていたという事で、奥には喫茶の様なスペースがありました。
色々な事情があって現在は閉めていらっしゃるそうです。
豆大福
「出来るだけ今日のうちに召し上がって下さい。純粋なお餅なので直ぐに固くなりますから」
と奥様。
固くなった場合はトースターなどで温めても良いそうですが、美味しい物は美味しいうちに食べたいもの。家に帰って早速食べてみました。
まあるい豆大福しか知らない私、この出で立ちを見て「おお~~」っと見とれてしまいました。
黒豆の入った板餅は真っ白で・・・
「パンダ???」(≧▽≦)
そして優しく挟まれた餡子。
これ、きっと誰かから頂いたら感激しそうです。美しい。
お餅は厚くてムッチリと伸び、黒豆の食感と風味がたまりません。
時々感じる塩気もいい。
餡子の風味は若干弱い感じもしますが、かなり美味しい豆大福です。
丸い大福と違って、お餅の部分のみを楽しめるのが最高。
どら焼き「鎌倉伝」
さてさて、お勧めなどら焼きを頂きます。
唇からベロ出し・・・・?。
外から見ても分かるキメの細かい皮。飛び出す餡子。
「こりゃ美味い」
皮が秀逸です。シットリときめ細やか、フンワリと溶ける様な舌ざわり。
卵の香りと蜂蜜の濃厚さが凄いです。
餡子の粒も大きく、量もタップリ。
顔をほころばせて食べていると、娘がやって来て「ちょうだい」と言います。
しぶしぶと渡し、娘の反応を伺うと・・・。
「うん、おいしいね~~~」
そっか、子供にもわかるのね、この美味しさ。
ホント、美味しいどら焼きでございました。是非お試し頂きたいです。
週三日だけの営業ですのでご注意下さい。売り切れも早いとの事ですのでお早目に行かれる事をお勧めいたします。
上田市御菓子司「喜八」営業時間と場所
*所在地
長野県上田市保野206-5
*電話番号
0268-39-1777
*営業日
火、木、土曜のみ営業。(営業時間は9:00~)
*場所
まとめ
上田市塩田地区「御菓子司喜八」の豆大福とどら焼き、美味しかったです。
機会がありましたら食べてみて下さいね。
どら焼きの美味しい和菓子屋さんは以下にもありますよ~。