上田市信濃国分寺で見事な花を咲かせる「蓮(はす)」。
7月中旬から8月中旬まで、その美しい姿を見せてくれます。
泥の中から顔を出し見事に咲く蓮の花は「泥から出て泥に染まらず」と言われ、その清らかな姿が「智彗」「聖性」の象徴とされています。
お釈迦様の蓮華座、古代インドの聖典などにも多く登場する神聖なる花ですよね。
蓮と言えばレンコンをイメージされる方もいらっしゃるでしょう。シャキシャキとした美味しさはたまりません。
さて、信濃国分寺裏手にある蓮池では、今が花の見頃を迎えています。
一足お先に蓮の花の画像を収めて来ましたのでご覧ください。蓮根についてのお話もどうぞ。
上田市信濃国分寺の「蓮」
上田市の18号線、大屋方面に向かう信号「国分西」から北へ向かいます。
国分トンネルをくぐってちょっと進んだ右側に「蓮池」が。
手前には砂利が敷かれた駐車場がありますので、そちらに車を停めて下さい。
国分寺は蓮池の奥になります。
蓮池にはこのような木の歩道が作られていますので、ゆっくりと見て廻れます。
それほど広くはないので、じっくりと蓮の花を見ながら歩いてみるのが良し。
そのまま国分寺で参拝するのも良いですね。
信濃国分寺に関しての詳細は以下の記事からご覧になってみて下さい。
蓮の花托(かたく)はデザートになる
蓮の花は本当に大きいですね、葉も見事です。
シャワーが出て来る部分にそっくりな「蓮の花托(かたく)」がいつ見てもユニーク。
この花托は生で食べれるのだそうで、固そうに見えますが柔らかい実になっています。
中には緑色のドングリの様な種が入っていて、トウモロコシのような味があるそうです。
アジアの国々ではデザートとして食べるのだとか。
中国では月餅だとかおまんじゅう、ベトナムでは「チェー」という甘いデザートにもなります。
レンコンはどこにある?
蓮の花を見て疑問に思うのは、「これホントにレンコン?」という見た目です。
余りにも美しい大輪の花は、あのいくつも穴の開いた、節のあるレンコンを想像しがたいです。
レンコンは蓮の花の下の方、水の中の深い所にある「茎」です。
日本では茨城県、徳島県がレンコンの産地として有名ですね。きんぴらにしたり、煮物に入れたり、サラダで食べても美味しいものです。
こちらもアジア各国で食用とされており、炒め物や漬物などで食べられています。
蓮の花の命は短命
蓮の花の命は短く、開花してから3~4日です。その後は散ってしまうんです。
その短さゆえ、さらに神聖に感じてしまいますよね。
蓮の花は午前中に開くので、朝早くに出掛けてご覧になるのが一番きれい。7時~9時前までに行く事をお勧めいたします。午後は閉じている事が多いのです。
蓮池の片隅にはこのような休憩処もありますが、飲食物などはありません。飲み物を持参されると良いと思います。
信濃国分寺の場所
まとめ
清らかで神聖な気持ちで見てみたい「蓮の花」、是非お出掛け下さい。
上田市で花、こちらの記事も是非↓
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長野県 上田市 ハス 加古池 N022
雷電 爲右衞門
08/05 4:21 撮影