寒いですね~。
長野の冬はホント、寒すぎます。
朝早く暖気運転するために外に出るのも嫌だし、水が氷みたいに冷たいのも我慢ならないです。
外に出れば冷たい北風で耳が痛い…。
冬はもうひたすらコタツに入ってぬくぬくとしていたいものです。
さて、コタツと言えば長座布団ですが、この横長の座布団、実は長野県が発祥の地だと知ってますか?
今では全国的に使われているのですが、この長座布団、寒い信州の冬を乗り切るための知恵がつまっていました。
そしてコタツ。
コタツの所有率は長野県が全国第3位という事なんですが、他の県の意外な姿も見えて来たんです。
そんな面白いお話をしてみようと思いま~す。
長座布団が生まれた地 長野県
コタツの歴史
ネットの辞典wikipediaによりますと、
コタツが日本で使われだしたのは室町時代。
当時は囲炉裏の上に木で枠を組んで、その上に服とか布団をかぶせて使っていたんです。
日本は夏の暑さに供えた風通しの良い家の造りをしていたために、冬は物凄く寒かったんです。
何とか暖を取ろうとして生まれたものがコタツ、という訳。
その後江戸時代になると火鉢を使ったコタツが出て来ます。これは移動が出来るという事で使われるようになりました。
そして明治時代になると掘りごたつが登場。この堀りごたつ、実はイギリス人が開発したんですって。
正座が出来なかったイギリス人が「どうにかコタツにあたりたい」という情熱で産み出したもので、当時日本に滞在していた陶芸家バーナードリーチ、という方の開発なんです。
面白いですよね、外国人が発明していたなんて知らなかったわ。
今の様な電気ごたつが出て来たのは戦後昭和の時代で、最初はコタツの中の電気が白色だったそう。でもその為に「これホントに温まるの?」と思った人が多くて売れなかったそう。
その後熱源部分を赤色に変えたところ売り上げが伸びたんだそうですが、確かに赤い方が温かそうに見えますよね~。
長野県の布団屋さんが開発
そんなコタツ、座る時にお尻を冷やさない為に必要なのが座布団。
でも以前は真四角の座布団しかなかったのです。
冬が厳しい信州でこの正方形の座布団を使っていると、どうも効率が悪かった。
大家族の場合はコタツの一辺に数人が入る。でも正方形の座布団の場合隙間が出来てしまって熱が逃げてしまっていたわけです。
それを解決したのが長野市にある布団屋さんでした。
もっと長くて何人も座れる座布団を作ろう、という事で日本で初めて長い座布団が生まれたんです。
長座布団のおかげでコタツで眠る事も可能、大人数が使える、しかも温かい、という事で長座布団は全国に広がる事になりました。
はい、我が家でも長座布団、愛用させて頂いてますよ~。開発者の方には感謝感謝、おかげでコタツで熟睡する事が出来てます。ありがたや~。
コタツの所有率
が行った、2014年の調査では長野県が第3位になってます。
何処が1位だと思います?
第一位は山梨県
第二位 福島県
第四位 群馬県
第五位 山形県
という事なんです。うん、これは納得かな~、どこも山がある寒い地って感じがしますもん。
でも
面白い結果があるんですよ。
何とコタツ所有率最下位47位は「北海道」なんです~~~。
沖縄が46位にいますが、沖縄の人もコタツ、使うの?
それもビックリ。
どうやら北海道はコタツなんてものじゃなくて「セントラルヒーター」が充実してるので、普通に室内があったかいんですね。
ある意味羨ましい…。
で、東京や大阪なんかの大都市はコタツの所有率が低い。うん、それは分かる気がしますね。
まとめ
普段何も考えずに使ってるコタツや座布団にも面白い歴史やエピソードがあるものですね。
まだまだしばらくはお世話になるコタツさん、ミカン食べながら温かく過ごさせて頂きましょう。