青木村郷土美術館と「三重塔の見える喫茶室」の抹茶と菓子

 

上田市お隣の青木村に、国宝「大宝寺三重塔」、別名「見返りの塔」とも呼ばれる美しい塔があります。

1333年に建てられたというこの塔は、春夏秋冬、移ろいゆく季節毎の風景に浮かび上がる姿が非常に素晴らしく、何度でも振り返って見たくなるゆえ「見返りの塔」と呼ばれておりまして。

 

で、その三重塔の境内に「青木村郷土博物館」というのがあり、青木村にゆかりのある画家さんの絵画などが展示されています。

 

さらに、その美術館の一角に「三重塔の見える喫茶室」という喫茶店がある訳です。

何だか紹介がややこしいですが、今回はこちら「青木村郷土美術館」と、喫茶室にて抹茶を頂いた感想などをご紹介します。

 

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青木村郷土美術館

青木村郷土美術館へのアクセスですが、上田市内から青木村方面143号線、青木に入ったら途中右手に折れて上がって行きます。

説明が難しいので、詳細はマップを頼りにお願い致します。

駐車場は第一、第二がありますが、公衆トイレなども設置されていて便利です。

今回私は第一駐車場に車を停め、小雪のちらつく中、登坂を少し歩いて郷土美術館へと向かいました。

ひっそりと佇む美術館。近代的でありながら、どこか田舎らしさも醸しだす建物です。

まずは下駄箱に靴を入れ、スリッパに履き替えました。

実に静か。

 

入場料は一般¥200ですが、喫茶利用の場合は、飲み物とお菓子、入場料がセットになって¥500。

 

窓口には白髪の紳士がお一人。

「先に飲み物を選んでください」

と言われたので、抹茶を選択しました。

「ごゆっくりどうぞ」

 

入口正面は吹き抜けのホール。

正面ガラス窓に木々が見え、なんとも美しい。

 

美術館らしいアーティスティックな内部建築ですが、置いてあるのがパイプ椅子と事務机・・・。

「公民館?」

質の良いソファーと、デザイン性のあるテーブルを置けば・・・きっともっと素敵なのに。

 

置かれたテレビで繰り返し流されているのは青木村の歴史紹介ビデオ。

 

展示作品の撮影は不可なので、全体画像のみです。

青木村出身画家、もしくは青木村で制作された絵画の他、上田市内や小諸市の画家さんの作品がありました。

風景画、人物画、抽象的で精神的な絵、そして三重塔の壁画を復元したものや農民美術の彫刻など。

誰もいない展示室、魂の叫びを感じさせるような力作が多く、時間をかけてゆっくりと鑑賞させて頂きました。

ただ、室内は何故かとても寒かった。

 

三重塔の見える喫茶室

スリッパから靴に履き替え、一旦外に。

美術館入口横にあるのが「三重塔の見える喫茶室」。

建築当時はさぞやモダンな造りに見えたであろう、グレイ色のレンガ壁。

喫茶内は大きな窓と、窓から見える広々とした眺めが印象的です。

カウンターには私と同年代位の女性が一人。

ここもとても静か。

窓辺に腰を落ち着け、鉛色した空を眺めます。

反対をむいて座れば、三重塔が綺麗に見えていたはずなのに。

こんな感じに↓

出典:https://www.daihoujitemple.com/

カウンターの女性スタッフさんに話しかけられ、そのままずっと世間話に花を咲かせ・・。

抹茶をしみじみと味わいつつ、「石いも伝説」というお菓子を頂きました。

お菓子は2種類から選べ、この「石いも伝説」の他に、「三重塔型の落雁&ゼリー」もあります。

 

洋菓子のような皮にクルミ、中に芋の餡が入った「石いも伝説」は、弘法大師の伝説が元になったストーリー性のあるお菓子。

使用されるのは青木村沓掛地区特産の「里芋」との事。

お土産として購入も出来ます。

 

なお、喫茶室のメニュー有機栽培の珈琲、リンゴジュース、紅茶、アイス珈琲、ジェラート2種(エゴマ、バターナッツ)そして抹茶(お菓子付き)となっています。

 

大宝寺三重塔詳細は以下の公式HPから↓

青木村郷土美術館についてはこちら、青木村公式サイトから↓

 

喫茶を出ると雪は大分小降りになり、晴れ間が見えていました。

真っ白な雪を被った「三重塔」の荘厳な美しさを、何度も振り返って見ながら車へと。

こんな素敵なところが近くにある事に、改めて嬉しさを感じました。

 

青木村郷土美術館開館時間

*所在地

長野県小県郡青木村当郷2051-1

*電話番号

0268‐49‐3838

*開館時間

9:00~16:30

*休館日

月曜、祝祭日の翌日、年末年始

まとめ

青木村の郷土美術館&三重塔の見える喫茶室、静かなひと時を過ごすのに最適かもです。

三重塔も是非立ち寄ってみて下さいね。

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