上田市と言えば「あんかけ焼きそば」、あんかけ焼きそばと言えば「日昌亭」。
店の前にはいつでも行列が出来ている人気店ですね。
全国的にもすっかり有名になっているらしく、様々なメディアで取り上げられてます。
インターネット上には驚く程の「食べログ」が。
誰でも「ウマい~~~」と書いてるけど実際どうなんでしょうか?
さて、過去何度か訪れて食べている地元民の私ですが、十数年ぶりにこの「日昌亭のあんかけ焼きそば」を改めて食べてみました。
大人(中年主婦)になってから味わう事で分かる「味」というのがあるのでしょうか?
それではレポートしてみましょう。
上田市「日昌亭」
日昌亭の場所は上田市の中央、海野町商店街から北に細い路地を入った所です。詳しい地図は後程。
このお店、駐車場がありませんのでご注意。
私はと言いますと、地元民の特権で内緒で停められる場所にこっそり駐車してきました。
上田市民の方以外は恐れいりますが、お近くの有料に停めて頂きますようにお願い致します。
さて、この日は平日の雨ふりという事もあったのか、まだ行列は出来ていませんでした。
店の前にはこのように貼り紙がされていまして、日頃の人気ぶりが良く分かります。
それでは中に入ってみましょう。
日昌亭店内
昔と変わらぬ店内は昭和でした。
壁紙のデザインが妙に気になります。茶色にゴールドの様な葉っぱ模様が一面に・・・。
「一昔前の温泉宿の舞台のようだわ・・・」。
テーブルの配置、店の匂いなどに「古めかしさ」を感じますね。
ファミレスのように名前を書き込む用紙が用意されてます。昔はなかったな、こんなの。
驚いたのがこの「待機席」。というか待合席。
ここで順番を待つようになっているんです。このカウンター席以外にも椅子が数個置かれています。
「ふ~~む、凄い人気なのだね~~」と感心致しました。
日昌亭メニュー
以前来た頃の焼きそばの値段がいくらだったのかは忘れてしまいました。
現在の焼きそばの値段、並盛で¥780です。
このただの「焼きそば」、これが日昌亭の有名な焼きそばなわけなんですが、他には中華丼、ラーメン、ワンタン、チャーハンなどがあります。
こちらはセットメニュー。
焼きそばだけでは寂しい、という方用に、ワンタンとかチャーハン、ラーメンをセットでお安く注文出来る様になっています。
小食なのに欲張りなわたくし、「焼きそばと小ワンタン」¥950のセットをオーダーする事にしてみました。
焼きそばとワンタンの味
上田市民のあんかけ焼きそばに忘れてならないのが【酢とからし】。
これを混ぜ混ぜして焼きそばの上にかけて食べる。
これはマストなのだ。
美しく盛られた焼きそば。
この周りが赤いチャーシュー、錦糸卵、グリーンピースに哀愁を感じます。
ワンタンは量が異常に多しですが…(汗)「食べられるのか・・・?」
トロリとした餡,縮れた細麺を口に入れてみました。
「ん」
「う・・・うまい」
餡の味付けが丁度良く、コシのある細麺に良く絡む。
酢辛子の酸味と辛味が深いハーモニーを生み出します。
そして極めつけはやはりこの麺。
蒸して揚げ焼きされた麺の硬さと香ばしさ、何度も噛み締めたい歯ざわり。
固くて柔らかくて、という微妙な噛み心地がいい!
若き日に食べた当時、このような感慨深さは無かったのではないか・・・。
ワンタンはスープの味わいが美味しい。昔ながらの醤油味。
ワンタン自体は皮が非常に大きいです。
7~8個入っていてボリュームも満点。
ただし・・・肉の部分に片栗粉のつなぎが多く味わいが今一つな感じ。これはちょっとマイナスポイント。
主婦ですから、チェック厳し目です。
日昌亭は何故人気なのか
ところで、我が父に日昌亭の事をちょっと聞いてみました。
「俺が若い時からある店だぞ」
と言っておりまして、推定50年以上は経っている模様です。
それだけの長い年月親しまれている「あんかけ焼きそば」なんですね。
店で食べているお客さんを見ていると、高齢の方が結構いらっしゃいました。
「上田市民の味」として愛され続けているからなのでしょう。
そして「確かな美味しさ」、これも人気の要因なのに違いありません。
これからもこの味、末長く伝えていって欲しい物です。
美味しかったです。ごちそうさまでした。
上田市「日昌亭」営業時間と場所
*所在地
長野県上田市中央3-8-26
*電話番号
0268-22-0288
*営業時間
お昼ご飯 12:00~14:30
晩ご飯 17:30~19:00
*定休日
毎週水曜(臨時休業あります)
*場所
まとめ
上田市民のソウルフード、日昌亭「あんかけ焼きそば」、いかがでしたか?
県内外の観光客の方、是非一度食べてみて下さいね。
上田市民の方は食べたくなったら早速行ってみて下さいませ。