信州には美味しい湧き水が溢れる場所が沢山ありますね。
山々がそびえる信州なので当然です。
長野県は水道水も美味しいんですが、出来れば余計な物が含まれない自然の水を飲むのが良い。
というわけで、今回は上田の「湧き水」が飲める場所をご紹介してみようと思います。
上田市近郊には湧き水を汲んで飲める所が結構あるんですが、知らない方も多いのでは?
今後いくつかの場所をご紹介していこうと思っていますが、まずは上田市「岡」という地域にある「出浦瀧神社」の湧き水をご紹介します。
山の中にあるとても神聖な雰囲気のある神社で、ここに来ると身も心も洗われる感じになるんです。まさにパワースポットと呼びたくなる様な場所。
溢れる湧き水は透明で、冷たくてそれは美味しい。
それではご紹介しましょう。
上田市「出浦瀧神社」
上田市の「岡」は、青木村の手前、室賀につながる道路沿い辺りにある地域です。
143号線の「仁古田」という信号を右折していくと良いですが、とにかくローカルで複雑な場所なので地図を参照して頂ければと思います。
出浦瀧神社は山の中腹にある神社で、途中までは車で上がる事が出来ますが、その後は徒歩で数分登るようになります。
駐車場などもないので、畑の細い道沿いに車を停めます。
山に登る大分手前には真っ赤な第一鳥居があるのですが、神社とは大分距離があります。
リンゴ畑のど真ん中、脇道から徒歩で上がります。
看板が無いので入り口が分かりずらいかもしれません・・・。
民家も殆ど無い鬱蒼とした山道ですが一応舗装されてますのでご安心を。
一人で歩いていると熊にでも遭遇しそうな感じでちょっと怖いですが、木々の合間からこぼれる光と、野鳥の声で気持ちが良いです。
出浦瀧神社
上まで登る事数分、このような階段と第二鳥居が見えて来ます。見上げるとかなり高さがありますね。
息を切らせながら登っていきます。
本殿、拝殿
階段を登り切るとあるのがこの拝殿&本殿です。
一体いつ頃造られた物なのか、誰が作ったのか、調べてみても一切分かりませんでした。図書館などに出向いて懸命に探せば文献があるのでしょうか・・・。
中を覗くと2体の銅像が左右に置かれています。右大臣、左大臣です。とても年期の入ったもののようで、お顔付もどこか寂しそう。
賽銭箱があるので小銭を入れ、日々の感謝を伝えました。
天井辺りには見事な龍が2体。
龍の神様です。水をつかさどる神。
人気のない神社は静まり返ってますが、虫の鳴き声だけが聴こえています。何故か透明感のある空気が流れていて「ほっと」癒される。
神社がお好きな方にはたまらない場所かと思いますよ。
御神木と湧き水
拝殿の右となりにご神木が立っています。
その足元から流れ落ちているのが「湧き水」。人の手が加えられ、周りが石積みなっています。コップも一つ置かれていました。
手をいれてみると冷っとします。
「つめたーーーい」
コップを使わず手で水を汲み口へ・・・
「美味しい」
口当たりがよくて柔らかな軟水。
ゴクゴク飲めてしまう。ついでに顔も洗います。
本当ならタンクを持ってきて持ち帰りたいんですが、なにせ徒歩、それに階段もあって無理そうです。
500mlのペットボトル数本くらいならいけそうかも。
それにしてもこの水、飲むと体に染み渡る感じが分かって本当に美味。
辺りの神聖で美しい景色も相まって、パワーを頂けます。
私は神社マニアではないんですが、神社がとても好きです。
俗世と離れ、静かで癒される感じがたまらないから。
冬場は雪も多いので来るのが大変そうな出浦瀧神社ですが、秋は紅葉が美しい場所ですよ。
ここで暫くのんびりと座り込み、心を癒してみると良いと思います。
お水を汲む場合は水筒やペットボトルが一番。タンクは重すぎて車まで運べないですのでご注意。
夏場でもひんやりとした神様のお水を堪能できます。
まとめ
上田市「出浦瀧神社」には龍の神様が見守る湧き水が美味しい場所。
お水の成分、効能、歴史などは全く不明ですが、地元の方達は昔から飲んでいらっしゃるようです。
実際とても美味しいお水で、私は季節の良い時に時々行って水筒に入れたりしてきますよ。
お近くの方は是非、出かけて飲んでみて頂ければと思います。
湧き水をタップリ汲んで帰りたい、という場合は↓。車で水のタンクを運ぶのに便利です。