長野県には美味しい食べ物が沢山あります。
その中でも有名なのが「おやき」。
昔から各家庭で手造りされて食べられてきた伝統的な食べ物です。平べったく、まあるい形に焼き上げられたおやきは長野県民の大好物。私も大好きでよ~く食べます。
皮はもちもち、中には色々な具材が入れられて、それぞれ違った風味がとても美味しいものです。今ではあちこちのお店に並べられて気軽に買えるこのおやきなんですが、手造りしても簡単に美味しく出来上がります。
昔は囲炉裏なんかで焼かれていたそうですが、今回はフライパンで出来る簡単な方法で、人気のある信州名物の野沢菜、そして油味噌風のナスを使ったおやきの造り方をご紹介したいと思います。
おやきの作り方
皮作り
材料 おやき6~8個分
強力粉 1カップ
薄力粉 1カップ
塩 一つまみ
熱湯 200ml
1 強力粉と薄力粉をボールなどに入れ、そこに塩ひとつまみをいれて合わせます。
2 そこに熱湯200mlを少しずつ入れながらよく混ぜていきます。熱いので気を付けて混ぜます。
3 まとまってきたら手で捏ねます。左手でボールを廻しながら右手で捏ねていくと上手く捏ねられます。(パンの生地を捏ねるように)
4 暫く捏ねていると表面がツヤツヤしてきますので、それを取り出して丸くしてから生地を休ませます。(乾いてしまうのでラップをかぶせておきましょう)
5 そのまま役1時間、生地を寝かせておきます。
生地を寝かせている間に具材の準備をします。
具材の準備
ナスの油味噌の材料
ナス 2~3本(丸ナスなら1個の半分)
味噌 大匙2
砂糖 大匙2
酒 大匙2
1 ナスは綺麗に洗ってから乱切り、もしくは丸ナスの場合は大きい物を厚さ1㎝程度に丸く輪切りにします。
2 油を多めに引いたフライパンにナスを入れ、ナスがしんなりするまで炒めます。
*丸ナスの場合は生のまま使いますので何もしません。
3 ナスが透き通って柔らかくなったら味噌、砂糖、酒をあらかじめ混ぜておいたものを投入、さらに炒めていきます。
4 水分が飛んで、味噌がナスに良く絡んだら出来上がりです。
野沢菜の油炒め煮の材料
市販の野沢菜浸け 半パック
砂糖 お好み
醤油 お好み
1 野沢菜の漬物はパックから取り出し、水でさっと洗い、良く絞ってから細かく切ります。
2 フライパンを熱し、多めの油(大匙2位)を入れてから野沢菜を入れ炒めます。
3 暫く炒めたら水をひたひたに入れ、そこに砂糖と醤油を廻し入れて煮ます。
4 水分がなくなってきたら味を見て、ちょっと濃いかな~位に調節します。(甘めが美味しいです。)
5 完全に水分が飛んで、野沢菜が柔らかくなり、甘辛く炒め煮が出来たら完成です。
ごま油を使っても美味しいですよ。
皮で包んで焼く
1 寝かせておいた生地を長細くして筒状にし、それを6~8個に分割します。6個で大きめ、8個なら小さいおやきになります。
2 分割した記事を丸め、一つずつ手で平らに、薄く伸ばしてから具材を真ん中に入れ、端を引き延ばしながら包んで平べったい丸いおやき型に成型します。
*丸ナスは、生地に生の丸ナスの輪切り一切れを置き、そこに砂糖と味噌を混ぜたものを適量塗りつけます。(上下に塗って下さい)。
綴じ目をしっかりと、外れない様にとじて下さいね。
3 平らで大きめなフライパンに油を引いて、その上に成型したおやきを並べていきます。
4 焼き色が着いたらひっくり返し、もう片面も良い焼き色が着くまで焼きます。
5 両面に焼き色が着いたら、お焼きの高さの半分より少し下位までの水を入れ、蓋をして蒸し焼きにします。
6 水分が無くなるまで蒸したら様子を見ます。生地が半透明になっていれば出来上がりです。
* 具材は野沢菜、ナスどちらかで作る場合の量です。もし一回で2種類を作る場合は材料をそれぞれ減らして作って下さい。
具材色々
長野県民にも人気なおやきの具材は、野沢菜、ナス、そして切り干し大根の煮物。
この他にも
あんこ
野菜炒め
胡桃味噌
かぼちゃ
じゃがいも
など色々なものがあります。特に珍しくて美味しいのは、私も大好きな「胡桃味噌」。私の家のある東信地域が特産な胡桃を使ったおやきは、甘くて香ばしくて本当に美味。
長野県に来られた際には是非召し上がってみて欲しい一品です。
まとめ
長野県の名物、おやきはヘルシーで、自然な食べ物です。
インターネットにも信州のお土産、または普段のおやつとして色々な物が売られていますので、そちらもチェックしてみるのも良いかも・・でも
自分で手造りしたおやきはまた一段と美味しいものですので、是非試してみて下さいね~。