長野県は全国で最も長寿な県です。
男女共々日本一長生きされている方が多いんですね。
実は50年程前までは決してそんな事は無く、脳卒中での死亡率が全国一位だったらしいのですが、その後の減塩対策などが功を奏して、この様な長寿県になったようなのです。
その他にも色々な要因があっての長寿県一位、らしいのですが、長野県民としては非常に興味が湧いて調べてみました。
どうしてそんなに長生きなんでしょう?
長生きの理由は?
野菜、果物、キノコ
一般的に考えられるのはやはり食べ物の事ですよね。
長野県と言えばやはり山、そして野菜や果物。
信州リンゴ、蕎麦、胡桃、葡萄、キノコなどを始め、山菜や高原野菜、山の幸がタップリな食生活を送っているのが長野県民です。
日本全国でも最も多く野菜を摂取しているのは長野県民。海が無い県ですからね、新鮮な魚があまり食べられませんので、その分タップリの野菜、果物を常食しています。
私も野菜は何でも、たっぷり毎日食べてます。
野菜に含まれるビタミンやミネラル、食物繊維、それにポリフェノールなどが身体の為に良い働きをしてくれます。
春になると長野県内至る所で野菜を安く売る直売所が沢山開店、毎朝取れたての新鮮野菜が運ばれてきて、とっても安く買う事が出来ます。
種類も多いので、それらを食べる事で実に様々な栄養素を摂る事が可能なんですね~。
味噌
その他に考えられることとしては、長野県の有名な信州味噌。長野県民は味噌を多く食べる事でも知られています。
発酵食品である味噌は、胃や腸などの消化器官に有用な働きをします。腸の中の環境を整え、免疫を上げてくれるという事が長寿に役立っているのではないでしょうか。
水
長野県のお水はとっても美味しいんです。高い山々から流れ出る長野県の水は余計な味の無いピュアな味がします。
その為に、長野県内で造られるお酒、そしてラーメンは美味しいと言われるんですね~。お水は基本ですものね。
綺麗な水を飲む事で身体の新陳代謝が良くなり、デトックスが出来たリ血液の巡りが良くなるという事もおおいに関係しているでしょう。
高地に住むという事
私が住む場所の海抜は大体450m。
お隣の市まで行くと600~700mくらいでしょうか‥これってやっぱり山の上の暮らしなんですよね。
長野県民は平均して300m以上の高地に住んでいます。
標高が高い、と言う事が身体に対してどんな反応をするのかと言いますと・・・
標高が高いと気圧が低くなります。気圧が低い所では実は身体は活性化するんです。
気圧の低さのせいで肺の中の酸素の圧が低くなると、血液の中の酸素濃度も下がります。そうすると全身の細胞の酸素濃度も下がってしまうんですが、その時にミトコンドリアが活性化されます。
少ない酸素でいかに効率良く身体を維持していくか、という所で、ミトコンドリアは余計に頑張ってくれるようなんですね。
ミトコンドリアは人間のエネルギーの源の様なもので、増えれば増えるほど身体は若返り、元気になる、と言う素晴らしい細胞なので、住んでいるだけでこのミトコンドリアが活性化してくれるという事は凄い事です。
これもまさしく長生きの秘訣と言えます。
病院は少ないけれど博物館、美術館が多い
長野県は病院の数が少ないのですが、県民がかける医療費も少ないんです。
病院にかかる率が低いとという事は、それだけ病気に苦しむ人もいないという事。
それなら病院の数に関しての問題は無し。
そして面白いのが、長野県に博物館、美術館、映画館が非常に多いという事。
こういった施設がある事で、日常的に出かけていくつになっても趣味を楽しむ事が可能。
これは長野県民が人生をエンジョイ出来るという事の証です。
さらには旅行に行く人が非常に多い、公民館などでの集まりが多い、そして食事の時間も他の県民の方と比べると長いんですよね~長野県民。そして田舎ゆえに人と人の密着度も高いです。
高齢者の就職率も高い。
要するに、いつまでも人生をエンジョイ出来る生活を送れるのが長野県なんです。
楽しい人生を送れる事って最も素晴らしい事。そしてそれこそが長生きにつながる原因だとも言えます。
まとめ
長野県は冬は凍える寒さ、海も無し、山だらけの田舎ではありますが長寿、という素晴らしい恩恵を受けられる所なんですね。
大自然の豊かさに恵まれている事が最も大きな恩恵なんだと思います。
長野県民として改めて調べてみると「なるほど~」と思う事が多かったですね。
長野県に生まれて暮らせる幸せを感じました。