上田の名水、今回は上室賀地区の「修那羅の泉」です。
ここはかなり有名なのでご存知の方も多いと思いますが、凄く久しぶりに水を汲みに来てみました。
ここのお水もとても美味しい。
相変わらずの山の中で、ちょっと怖いくらいの静けさが辺りに立ち込めてます。
夏場は結構汲みに来ている方に出会う事も多いのですが、秋風が吹く頃になると本当に寂しい感じ。
ただ、木漏れ日が差し込む静かな森は、そこにいるだけで浄化されるような清々しさも感じます。
では水の成分含め、こちら修那羅の泉をご紹介していきましょう。
上田市「修那羅の泉」
上田市街からは143号線を青木方面に走り、途中「ささらの湯」のある室賀の方へ右折、160号線に入ります。
看板が出ているので分かります。
ささらの湯の辺りを通り過ぎ、そのままちょっと行くと道が細くなってきますが、そこに二股に分かれる道があるのでそこを左折。
下画像の所です。
バス停とか小さな商店があり、「修那羅の泉」という看板も出ています。
ただこの看板、字の部分がかなり見にくくなっているので見逃さないようご注意。
県道273号線になるので、そのままドンドン進みます。
古民家が立ち並ぶ田舎の景色、そしてはるか遠くに見える上田市街の眺めが綺麗です。
ただし道は次第に細く、寂しい山道へと変わります。
すれ違う車もなく、ひたすら山を上がっていきますが、この道は築北村方面、修那羅峠に続くんですね。青木村方面からも来れる。
キャンプ場や、珍しい「修那羅の石仏群」などもあるそうなので今度行ってみたい。
でも何となくこの「修那羅」という名に怖さを感じてしまう私です。
さて、道を上がって暫く行くとこの様な看板が見えて来ます。
修那羅の湧き水
看板も何だか怖い。
車を停めて下の方を見ると、こんな感じで水が出てます。ちょっとだけ足場が悪い下りの坂になっていますので、転ばないように気を付けて。
地域の方が整備されているのか、コップなどもぶら下がってます。
こんこんと湧き出る水は冷たくて澄んでます。
小さな川のようになって下へ流れ続けていました。
車からタンクを取り出して汲みます。今回は10ℓのみ。ついでにペットボトルにも満タンに入れ、その場でゴクゴクと飲んでみました。
「おいしい~~」
喉から胃まで、ゆっくりと水が身体の中に染みて行くのが分かります。
しばし岩の上に腰かけて休憩、澄んだ空気が気持ち良くて深呼吸。
成分
修那羅の泉の水の成分です。今回も上田市の薬剤師会の調査から引用。
ナトリウムイオン 200 mg/l 以下 4.8 mg/l
カリウムイオン ― 0.6 mg/l
マグネシウムイオン ― 7.4 mg/l
カルシウムイオン ― 13.8 mg/l
鉄イオン 0.3 mg/l 以下 0.05 mg/l
アルミニウムイオン 0.2 mg/l 以下 0.12 mg/l
硬度(CaCO3mg/l) *)30~200 mg/l 65 mg/l出典:上田市薬剤師会http://www.uedayaku.org/center/result_h25
軟水で飲みやすいです。
硬度は65。
前回ご紹介した「山田神社」の成分と比較してみるのも良いですね。
ちょっと不思議な体験
実はこの日、ちょっと不思議な経験をした私。
実は修那羅の泉に上って来る道中、道の真ん中で狸が死んでいたんですよ。血が流れていて車に轢かれたのでしょう、息絶えているようでした。
道が細めなので、狸の死骸を車で踏まないように何とかよけて来たんですよ。
で、水を汲んで帰り道、「またよけないとな~」
と思いながら下って来たんですが。
無い・・・
狸の姿も、血の跡も…なにもない・・・。
「え?」
「なんで?」
私が水を汲んでいる間、車は一台も通らず、人の気配もなく、しかも15分程しかたっていないはず。
「他の動物に運ばれたのかな?それとも生きていたの?」
それにしても血の跡も何もない・・・・。
・・・・????
訳が分からず怖くなりました。なんだったのでしょうか・・・。
これでさらに「修那羅」が怖くなってしまいました。
上田市修那羅の泉の場所
まとめ
上田市室賀「修那羅の泉」、冷たくて澄んだ美味しいお水です。
汲みに行ってみて下さいね。
私はちょっと行きたくなくなってしまいましたが…(笑)。