上田市前山の「前山寺(ぜんさんじ)」へ。
なんだか時々無性に来たくなる場所ですが、今回は紫陽花を見に。
いつ来ても良いんですよね~ここ。
季節毎に咲く花の美しさも、三重塔の趣きも、そして静寂も。女1人物思いに更けるのには丁度良い場所です。
ちょっと曇り空だったのが残念ですが。
でですね、今回は今までスルーしていた「くるみおはぎ」、初めて頂きました。
地元民だといつでも来れる~っと思ってしまう訳で、なかなか機会に恵まれずにおりました。
上田市民の方で食べた事無い、って方、結構多いのかも?。
という事で、前山寺の夏の雰囲気と静かな風景、そして「くるみおはぎ」ご覧下さい。
上田市 前山寺
上田市前山、塩田平を見下ろす静かな場所にある「前山寺」。
以前詳しい記事を書いておりますので、必要な方はこちらを↓ 画像はちょっと古いですが…
入山料は大人お1人¥200。
紫陽花の花は入り口辺りにこんもりと咲いていて、他は寺の敷地内に少しだけ。
美しいです。
寺の猫ちゃんがいて、可愛らしい姿を見せてくれました。
室町時代に建てられた三重塔は国の重要文化財。
屋根が重厚な本堂。
歴史など詳細はググってみて下さいませ。
本堂の前を通り過ぎて奥に進むと、小さな池があります。
池の前のこの建物が「おはぎ」を頂く場所。
蓮の花が咲く小さな池に、こんこんと水が注がれていました。
静寂
玄関ホールのような入口で靴を脱ぎます。
呼び鈴を押すと、寺の綺麗な奥様が出て来られて「どうぞ、」と丁寧に案内して下さいました。
先にお会計。
おはぎは¥900。
ふと見ると梅の紫蘇巻、梅の砂糖漬けが販売されてます。
こちらも前山寺の名物。
おはぎを頂ける部屋は3つありまして。
まずはこの塩田平一望の、眺め抜群なお部屋と…
屏風の置かれた隣のお部屋。長細いランプが下がってます。そして
廊下を挟んだ場所にある、旅館の一室のような部屋。
こちらは先程の池を眺められるようになってます。ここも趣があって素敵。
やはり一番眺めの良いお席に決めました。
曇り空なので眺めは今一つ、でも1人贅沢に景色を独り占めしつつ、誰もいない静寂の中に身を置く事が出来ました。
静かに、ひっそりと、ただ座る。
自分が日本人である事をとても喜んでいるみたい、魂が。
くるみおはぎ
「どうぞ~、お待たせしました」
美しいだけでなくて笑顔が優しい、そんな奥様に見とれてしまう私。
ポットに入ったお茶を静かに置きながら、「ごゆっくりどうぞ」と微笑む奥様に
「はい、ありがとうございます」とボソッと。
おはぎは真っ白で、下にクルミダレが敷かれています。
モッチモッチで箸で中々ちぎれないおはぎに、濃厚で甘いクルミダレをタップリつけて食べる。
「これは…」
「ウマい」
もっと食べたいわ。
極めつけはこの梅の紫蘇巻。紫蘇の実の漬物も付いてます。
この梅がビックリする美味しさ。カリッカリで紫蘇の風味と甘さが上品で。
見た目もツルっとまあるくて可愛らしい。
休憩所の販売品
帰り際、入口近くにある休憩所を覗いてみました。
中には地元の果物を使ったジャムや、添加物の無い手造りの梅干し、梅漬け、クルミなどが販売されてます。
お値段もお手頃。
シットリ、静かで豊かな時間を過ごす事が出来ました。
余りにも素敵な和のひと時、時間が止まったかのよう。
紅葉の季節に今年もまた…
前山寺公式サイトをご覧下さい↓
ごちそう様でした。
上田市「前山寺」詳細
*所在地
長野県上田市前山300
*営業時間
9:00~16:00
*電話番号
0268‐38‐2855
まとめ
上田市「前山寺」は四季折々の美しさが魅力的。
境内で収穫される胡桃、地元塩田のモチ米を使い、寺で手造りされる「くるみおはぎ」は感動的に美味です。
ご賞味下さいませ。
前山寺近くでランチならこちら↓