上田市菅平高原にあるロッジ「鈴蘭館（すずらんかん）」は、レトロで洋館風な建物が素敵な宿泊施設。
そこの1階に、7月～9月までの短期間、毎年営業している「POLAR BEAR Cafe(ポーラーベアカフェ）」があります。
ここがとっても魅力のあるお店でして、ジャズ好きでステンドグラスアートの芸術家、スキーのインストラクターでもある、ちょっとマニアックなマスターがおられまして。
アートやジャズ好きな方にはたまらない店かもしれませんわ。
LP版のレコードが奏でるムードのあるジャズを聴きながら、色とりどりなステンドグラスの光に癒される店。頂いた「フォカッチャ」のランチ。
ご覧下さい。
上田市菅平「POLAR BEAR CAFE」
菅平から須坂に抜ける406号線沿い、ダボスゲレンデを控えたこちらの建物が「鈴蘭館」。
道路側に「POLAR BEAR CAFE」の入口があります。駐車場は店舗前に数台分。
店名の「POLAR BEAR 」はホッキョクグマの事ですが、オーナー様がアラスカを旅した時に受けた様々なインスピレーションが元になって付けられた名。
店内
何の予備知識もなく伺ったんですが、店に入った瞬間にピン！と来ました。
「ここ好きかも♡」
大きな音量で流れる少し古いジャズのメロディー、カラフルで魅惑的なステンドグラスの色。窓からの緑の眺め。
なんとなく古びた感じのあるテーブルと椅子、壁の色褪せ。
これがBGMのジャズにしっくり合う。
良いわ～、大正ロマン的な匂いもする。
オーナー様は少し御歳を召した男性で、被った赤いキャップの隙間から白髪ヘアが見えます。
最初はごく普通の対応で、特にフレンドリーな印象ではありませんでした。
が…その後、私はここで数時間を過ごす事になります(笑)。
メニュー
メニュ―はシンプル。
珈琲やカプチーノ、紅茶、ジュース類各¥400～￥650。アイスクリームとアフォガート、ケーキ、ビール、ワイン。
食事メニューは日替わりランチ¥1,500とピザ¥1,200。
日替わりランチ(フォカッチャと色々）
フカフカで温かいフォカッチャと、パストラミビーフ、チキン、サラダ、スイカとポテトチップスが付いたランチ。珈琲か紅茶がセットになります。
フォカッチャに具材をサンドしてかぶり付く。
想像していた通りのアッサリとした味わい。お肉とシャキシャキ野菜のハーモニー。
アイス珈琲は特に美味しかった。
ステンドグラスとレコード
食事もそこそこに、懐かしいステレオセット、クルクル回るLPレコードを眺めていると。
「失礼ですが、ご興味おありですか？」とマスター。
「え、そうですね、はい、好きで…」
そこから会話はドンドン盛り上がり…。
数百枚はあるというレコードの中から、一抱えをテーブルに並べて下さいました。
「随分古い年代物のレコードですよ」
懐かしそうに一枚一枚眺めるマスター。
私には馴染の無かったジャズピアニストのレコードを、大音量で流してくれました。
店内に飾られたステンドグラスアートは独特な作品が多く、不思議な形をしたものも多い。
どれも地元の色々な木を使い、イメージを膨らませながらガラスを埋め込んでいくのだと。
店の近くにご自宅兼工房もあるとの事でした。
「定年までサラリーマンをしていました。でも、その後は好きな事を好きなようにやりたくて」
「岡本太郎と同じです。芸術はまさに爆発です…」と笑うマスター。
ステンドグラスの事、ジャズの事、店の事、人生の事…深くて重くて、でも楽しいお話をタップリ聞かせて頂きました。
アーティストさん独特の世界観、共感できる部分も多くて嬉しかったです。
素敵な時間に感謝。ごちそう様でした。
ロッジ「鈴蘭館」についてはこちらのサイトから↓
上田市菅平「POLAR BEAR CAFE」営業時間
＊所在地
長野県上田市菅平高原1223
＊電話番号
0268‐74‐2079(鈴蘭館）
＊カフェ営業時間
11：00～17：00
＊営業期間
7月～9月（日程の詳細はお問い合わせ下さい）
定休日 水曜(不定休あり）
まとめ
上田市菅平高原、短い夏の間だけオープンする「POLAR BEAR CAFE」。9月は中旬から下旬にかけてまでの営業です。来年の夏行ってみるのも良し。
ご興味のある方は是非どうぞ。
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