上田市民ならご存知「上田紬(うえだつむぎ)」。日本三大紬の1つとして有名な伝統的工芸品です。
美しくて素朴な色と柄、光沢と強度のある生地が魅力な絹織物ですが、一般的には財布とか小物でお土産などで販売されているのを見る事が多いですよね~。
まあ私などは買う機会はほぼありませんけど、上田市民なのに。
上田市には養蚕の工場跡や、養蚕農家の名残などが数多く残っておりますし、江戸時代からの面影を色濃く感じられる素晴らしい郷土品な訳ですが…
まあ、着物愛好家の方など以外は、それほど興味のある物ではないかもしれません。
で、
先日前山寺におはぎを頂きに行った折、ちょっと立ち寄ってみたのが「藤本塩田店」。
上田紬の機織り体験と、各種上田紬の商品を取り扱っておられるお店です。
店内には喫茶もありまして、珈琲など飲みながら上田の素晴らしい伝統品を愛でられるという訳。
美しい上田紬の商品あれこれ、撮影させて頂きましたのでご紹介します。
上田市「藤本塩田店」
上田市古安曽、前山寺に向かう道すがらのこちらの建物が「藤本塩田店」です。
ちょっと見、蕎麦屋か和食の店かと思うような建物ですわ。
昔の私なら、多分絶対来なかったであろうお店です。郷土品などに興味はゼロでしたから。
歳取ると変わるものです。
「営業中」の看板を確認しながら中へ。
店内
中に入ると、にこやかで、ちょっとふくよかな笑顔の女性が1人。
「あの~、珈琲だけいだだけますか?」
「はい、もちろん、どうぞ~」
と気軽な感じで迎えてくださいました。
広い店内の奥にテーブル席が見えます。
喫茶は一部分、という感じで2テーブルのみ。
他は機織りの機械と、上田紬の商品で華やかに埋め尽くされておりました。
和紙のランプが仄かに色っぽい。
上田紬あれこれ
せっかくなので、店内に飾られていた上田紬の由来をシッカリ読んでみました。
真田幸村の時代から続く伝統的な素晴らしい製品だと改めて納得。
現在も綿々と受け継がれ、さらに新しいデザインを開発しておられると。
なんだか上田市民として誇らしい気分になってきますわ。
店内で販売されている商品は様々。
ネクタイが素敵。これは、相当イケてる男性にならプレゼントしたくなるかも?(爆)
色合いの美しい事。
カードケースに小銭入れにストラップ。
ショルダーバック、手提げ、ポーチにティッシュカバー、ピアス。
帽子も可愛い。
質感が良いのでお洒落感抜群です。
その他ストールや御朱印帖、格子柄のシャツなんかもありました。
ストールは色合いがカラフル、かつ艶やかで美しい~。
お値段は¥2000~¥30,000という感じでしょうか。
機織りの機械。
喫茶メニュー
さて、喫茶の方のメニューです。
珈琲紅茶、ジュース、ココア、ミルク、ジンジャエール、アイスクリームに珈琲フロートなど。
お値段ご覧の通りです。
窓から見える緑、上田紬のカラフルなストールを眺めながら頂いたアイス珈琲。
和の気分に浸っていると、
聞こえてきたパッタンパッタンという音。
振り返ると、先ほどの女性が機織りを初めたところでした。
かなり大きな音でリズミカル。
慣れた手つきで糸を通し、パタンと織って行く。
地道な作業のようでいて、でも楽しそうにも見えます。
「今度機織り、やってみませんか?」と女性。
「はい、是非」
機織り体験は90分¥5,000。花瓶敷きを作成して持ち帰る事が可能。
ご興味のある方は体験してみて下さいませ。
いつか私もチャレンジしてみたい、上田民としてはマストかも?
そんなわけで「藤本塩田店」詳細はこちらのサイトをご覧下さい↓
上田市「藤本塩田店」営業時間
*所在地
長野県上田市古安曽3499‐1
*電話番号
0268‐38‐7660
*営業時間
10:00~16:00
*定休日
水・木・日曜日
まとめ
上田市古安曽の「藤本塩田店」、落ち着いた風情のある店内で珈琲を飲みながら上田紬、物色してみるのが楽しいです。
機織り体験も是非どうぞ。
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