
https://middle-edge.jp/articles/I0001243
たまたま読んだ雑誌に掲載されていた記事を見て驚いたのが、あの有名な音楽家の久石譲が長野県出身、と書いてあったこと。
長野県の人達は当たり前のように知っている事なのでしょうか。
私は全然知りませんでした。
ジブリの音楽を担当していたのは勿論知っていましたし、彼の音楽は結構好きなので、動画で映像と共に聴いていたりはしていたんですが・・
長野県民としてはちょっと自慢したくなるような事ですよね~。
中野市で生まれたという「久石譲」。
今回は彼の生い立ちや、現在までの音楽活動などを興味深々で調べてみました。
久石譲の生い立ち
久石譲は本名が「藤澤 守」。
1950年12月6日長野県中野市に生まれ、現在72歳です。
4歳の時からバイオリンを習い、中学生の時には吹奏楽部でトランペットを担当。
しかしながら演奏している時よりも、部活用の楽譜を書いてそれを聴いてもらう事の方が楽しかった、という経緯から作曲家になる事を目指すようになります。
そしてこの頃ビートルズに非常に影響を受けたようです。
その後長野県須坂高等学校に入学。そしてその間、月に2回は上京し、音楽理論を学びます。
高校卒業後は国立音楽大学作曲科に入学、その才能を開花させていく事になるのです。

https://www.njp.or.jp/about/conductor/joe-hisaishi
在学中からコンサートなどの楽曲の提供やプロデュースを手掛け、またそのころに出会ったミニマルミュージック(音の動きを最小限に抑え、パターン化した音型を反復させる音楽の事だそうです)からの影響で、現代音楽の作曲家としての活動をスタートさせます。
大学在学中に友人達と共に決めた活動するための名前が「久石譲」なんですが、これは、かの有名な「クインシージョーンズ」の名前を日本風にもじった物。
確かにそういわれてみるとその通りで、なるほどね~と思いますよね。
久石譲は幼少の頃に、高校の教師をしていた父親に連れられて、年間300本もの映画を4年間見て来たんだそうですが、それが彼の生き方や仕事の根本にあるのだそう。
どんな映画をみてきたんでしょうね、気になります。
我が家の子供達にももっと沢山の映画、見せた方が良いのかも・・
現在までの音楽活動
大学卒業後はアンサンブルグループ(2人以上の人間で演奏)を結成し、コンサート活動、そしてテレビのアニメ曲の音楽などを担当。
1975年には日本フィルハーモニー交響楽団の演奏のために、多くの映画音楽の編曲などを手掛けています。
1982年には久石譲の事務所を開設、本格的なソロ活動を始め、ファーストアルバム「INFORMATION]をリリース。
そして1984年、ついに宮崎駿、ジブリと出会う事になるのです。

https://ameblo.jp/dragon-excalibur/theme-10099823792.html
宮崎駿監督の長編アニメーション「風の谷のナウシカ」の音楽を担当。
実は最初は音楽担当は「細野晴臣 (元YMOイエローマジックオーケストラ)」が担当するはずだったそうなんですが、イメージに合わない、という事で久石譲になったという経緯があります。
このアニメ「風の谷のナウシカ」の音楽を担当した事で、久石譲の名は一躍脚光を浴びる事に。
1992年には3年連続で日本アカデミー賞の最優秀音楽賞を受賞。
1998年、長野パラリンピックのテーマソング「旅立ちの時」を作曲、編曲しています。
2001年に「千と千尋の神隠し」の音楽を担当。
2004年には「ハウルの動く城」の音楽を担当、第57回カンヌ国際映画祭において、オープニング・セレモニー作品『キートンの大列車追跡』の音楽と指揮を担当しています。
2008年には「崖の上のポニョ」の音楽を担当。
2010年 国立音楽大学の教授に就任。
2013年 宮崎駿の「風立ちぬ」
この他に「もののけ姫」も担当しています。
ジブリ作品は久石譲の音楽と共に出来上がっているんですね。

https://matome.naver.jp/odai/2140409193484129501
アニメ映画などの音楽担当だけでなく、様々な活動を行っている久石譲。
多くのコンサートも開催し、ピアノアンサンブルオーケストラ、フィルハーモニー交響楽団などと共にクラシックなどの音楽も積極的に演奏、指揮しています。
宮崎駿監督作品のみの音楽を集めたコンサート「久石譲in武道館〜宮崎アニメと共に歩んだ25年間」も開催。
youtube
チャリティーコンサートを開いたり、ラジオのパーソナリティーも勤めたり、そして数多くの賞を海外で受けたり。
本当に素晴らしい世界的音楽家ですね。
今現在も精力的な活動をされている久石譲、娘さんも歌手です。
ちなみに久石譲の好きな映画監督は「スタンリーキューブリック」で、好きな映画が「ブレードランナー」と「セブン」だそうですよ。
ブレードランナーは私も大好きな映画なので嬉しくなってしまいました。映像が美しい映画です。
まとめ
長野県出身の有名人はあまりいないのかな~と思っていましたが、こんなに素晴らしい人がいましたね。
灯台下暗しで知らない事ってあります。
久石譲の音楽はなんというか、日本人の琴線に触れる音色で美しいですし、ジブリの映画の内容ともマッチした素晴らしい音楽だと思います。
長野県で生まれた久石譲、きっと長野の大自然の美しさも音楽に反映しているはずですね。
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