上田城跡遊園地北隣にある「百余亭(ひゃくよてい)」。
日本文化「茶道」の雰囲気を気軽に楽しめるお抹茶処です。
上田城跡に来られる観光客さんにおススメですが、地元民もたまにはこういう和の真髄を感じてみるのも良しですね。
って、敷居が高そうで、今まで何となく行けなかった私でありますが。
和の風情をタップリ感じられる店内で頂く「薄茶」と「濃茶」、上品な和菓子と共に過ごす時間。
作法にこだわらず、気楽な気持ちで一服出来るのが良しです。
上田市「百余亭」
上田城跡の北虎口、遊園地の隣にあるのがこちらのお店。
お車で来られる場合、周辺が一方通行の多い道路なので、ナビを使用されるとスムーズに来れると思います。
駐車場は店舗隣、5台分程があります。
「茶」と書かれた抹茶色のノレンをくぐって入って参ります。
店内
戸を開けると、入口の上品な雰囲気にちょっと緊張。
大きな窓から和庭園が見え、スッキリとした空間が広がっていました。
入った瞬間、お寺にいるような「お香」の香りがします。
「いらっしゃいませ、どちらからお越しです?」
と、紺色の作務衣(さむえ)姿で白髪の、渋い感じの店主様が。
「地元なんです」
「そうですか、それはよくいらっしゃいました」
メニュー
窓際の席に座ると、テーブル上にメニューが貼り付けてありました。
濃茶、薄茶、濃茶と糀ジェラート、薄茶と糀ジェラートの4種類。
(濃茶と薄茶ってなに?で、ジェラートって気分でもないし・・・)
結局「濃茶」が4点セットという事なので、それにしてみる事にしました。
濃茶
まず運ばれてきたのが「濃茶」と上生菓子、そば茶。
お菓子は白あんの皮の中にアンコが入った、ユニークな形をしたもの。
「温かいうちに召し上がって下さい」
と店主様。
器を廻して飲むのかな?と思いつつも、そのまま両手で器を包むようにして普通に頂きました。
(わ~~、トロトロ!)
苦みと、トロリとした口当たりに驚きながらも、お茶の素晴らしい香りも堪能出来ます。
お菓子の上品な甘さと、この苦み、合う。
薄茶
頃合いを見計らって運ばれてきた「薄茶」と小さなお菓子。
金平糖と、こちらも餡の入った上品なお菓子でした。
金平糖もお菓子も京都からの物だとの事。
薄茶は先程の濃茶と比べると飲みやすく、こちらが一般的なお抹茶らしい飲み心地です。
「こちらの器は梅をあしらってあります、今の季節に合わせて・・」
さすが、おもてなしの和心。
蕎麦茶と小梅
最後はポットに入った「蕎麦茶」と甘い「小梅漬け」。
お茶の後の口をサッパリとさせてくれます。
季節柄、まだ枯れた木々しか見えませんが、新緑の季節はさぞや美しい庭園になる事でしょう。
落ち着きますね。
日本人として、日本の良さをしっかり感じる事も大切かと。
こちら「百余亭」には「香庵」という茶室もありまして、茶道の基本の流れを体験出来ます(予約制)。
そして、こちらの「お茶」ですが、京都宇治抹茶「成光の昔」、「祥の昔」を使用。
器から上生菓子全てにこだわりのある名品を使われておられます。
店には松本からお越しのカップルさん、関西からお越しの観光客の方などがおられました。
店主様がお茶についての詳しい説明などもして下さいますので、気楽な気分で行ってみるのも良いかと思います。
百余亭のサイトは以下
上田市「百余亭」営業時間
*所在地
長野県上田市中央西1-3-21
*電話番号
0268‐21‐6060
*営業時間
11:00~16:30
*定休日
水曜(祝日は営業)
まとめ
上田城跡に来たら是非、お寄りになってみて下さい。
本格的なお抹茶の味を堪能出来ます。
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