子供の頃から食べる機会が多かった飯島商店の銘菓「みすず飴」。上田市の名物土産として有名です。
上田市内では大抵どこのスーパーにも売られていて、意識しない限りは素通りしてしまう様な当たり前にあるお菓子。
しかしながらこのみすず飴、県外の人にとってはお取り寄せしてでも食べたい物の一つなんですって。
私は今でこそ食べれるようになったものの、子供の頃はこのお菓子が苦手でした。
みすず飴は評価が2つにはっきりと分かれて、好きな人と嫌いな人がいますが何故なんでしょうか?
という事で不思議なお菓子「みすず飴」について色々と調べてみましたのでご紹介します。
みすず飴の味
みすず飴は上田市にある「株式会社飯島商店」さんが作るゼリーのようなお菓子で、水あめと果物、寒天を使って作られる商品です。
ゼリーの様な食感とはちょっとかけ離れていて、独特のねっちりとした歯ごたえがあります。
口の中に張り付くような感じがあって甘く、ほのかに果汁の香りがし、持ってみるとしっかりした形を留めます。
カラフルな色と透明感が美しいので、ビジュアル的にとても綺麗で女性受けする感じ。
みすず飴の味の種類は6種類。
あんず、もも、りんご、ぶどう、さんぽうかん、そして梅です。
さんぽうかんは和歌山、梅は和歌山と佐賀、そしてその他の果物は長野県産が使われていて、どれも完熟の厳選された物を選んで作られます。
香料や色素などの添加物は一切使われず、自然の果物の色と香りをそのまま楽しめるのがこのみすず飴の特徴。
昔ながらの製法で作られ続け、根強いファンの方もいらっしやる。
食べてみると確かに果物のそのままの味。香料の入った今時の「美味しさ」には無い素朴な味がします。
みすず飴の歴史
みすず飴が誕生したのは1912年頃で、既に100年以上の歴史があります。現在でも職人さんが作っているという本物の銘菓。
明治時代から100年間、機械による大量生産に走ることなく、みすゞ飴は職人の手作りによる地道な製造に徹しています。
原料の仕込みから飴の仕上がりまで、一貫して手作りにこだわり続ける理由。それは、本物の美味しさと安心は人の手の温もりを通して実現する、という私どもの信念なのです。引用 飯島商店HP
みすず飴発売以前、飯島商店は森永製菓のキャラメルに使う水飴を製造していて、西洋菓子の需要と共に急激に成長していきました。
大正になってから飯島商店株式会社として自社製品を開発、販売し今に至ります。
水飴に信州の果物を入れて独自性を出したこの「みすず飴」、本物志向の人達から支持を受け、爆発的にヒットしました。
その後は信州上田の銘菓として愛され続けています。
みすず飴は実際おいしいのか?
みすず飴は一つ一つがオブラートに包まれています。
表面を舐めてみると甘さは無くて、オブラートの味。
子供の頃、苦い粉薬をオブラートに包んで飲んだ記憶がありますが、その時の味を思い出すんですよね‥‥。
このオブラート、なんと0,02mmの薄さだそうで、これを飴に巻き付けるのも技術の一つ。職人がその巧みな腕を使って行うのだそう。日本独自の食品であるこのオブラートはでんぷんから出来ています。
私がこのみすず飴の苦手な点の一つがこのオブラートなんです。
多分子供の頃の思い出がそのまま「まずい」というイメージとして頭の中にこびりついているのかもしれません。
しかし、みすず飴がおいしい、という方の言い分として「素朴さ」、「食感」「自然な果物の味と香り」を挙げていますが、確かにそうなのです。
何処か癖になる感のある食べ物なんですよね。
ハマってしまうとこれは「美味しい食べ物」という事になると思いますし、そうでない方はきっとその素朴さゆえの「物足りなさ」みたいなものを感じるのではないかと思います。
香料を使っていない為に、果物の味自体の強烈な香りが少ないせいではないかなと。
そしてその食感にも好き嫌いはどうしてもあるのでは?とも思うんです。羊羹のようであり固いゼリーのようでもある。
いずれにせよこれは「個人の好み」で美味しくもあればまずくも感じるという事なんでしょうね。
ちなみに私にとっては「ちょっと苦手」なタイプのお菓子ではあります。
みすず飴の賞味期限
みすず飴の賞味期限は通常180日間です。
高温、多湿な場所を避けて保存して下さいね。
美味しいジャム
飯島商店さんの有名商品はみすず飴の他にもジャムがあります。
私の実家にもいつもここのジャムが置いてあり幾度となく食べてきましたが、子供ながらに美味しいと感じました。
ジャムもこだわりの果実から作られていて無添加、安心で美味しい素晴らしいジャムです。
ジャムの種類はというと、
かりん、りんご、ほおずき、あんず、さんぽうかん、葡萄、イチゴ、白桃、南高梅、ルバーブ、チェリー、キンカン、ブルーベリー、桑の実、すもも、バレンシアオレンジ、夏ミカン
と種類も豊富です。
大きな瓶に詰められたジャムは350g。
パンにタップリつけて食べるとその自然な味の美味しさがわかるはず。
みすず飴をお土産に
長野県からのお土産として喜ばれる「みすず飴」。
プレゼントとして持って行くのも良いですよね。上田市ではスーパーやお菓子屋さんで購入、そして上田駅近くの飯島商店本店で購入出来ます。
飯島商店の記事はこちらに↓
上田市「飯島商店」大正ロマンな建物でジャムとみすず飴をお買い求めあれ
レトロでありながら洋館風の素敵な外観、シャンデリアの下がる趣きのある店で、観光客の方々でいつも賑わっています。
インターネットでの購入も可。贈答用の綺麗な和紙で包まれたバージョンもあります。
全国各地百貨店でも取り扱いのある所がありますよ。
飯島商店ホームページ
飯島商店のホームページから通販でお取り寄せも可能です。
上田市の銘菓みすず飴、そしてジャムやその他の和菓子が購入可能、是非チェックしてみて下さいね。
飯島商店本店場所と営業時間
営業時間は10:00~18:00
大晦日の午後、元旦以外は営業しています。
電話番号
0268-75-7620
まとめ
上田市の銘菓「みすず飴」、素朴でヘルシーなお菓子です。
好き嫌いの別れる物ではありますが、まだ食べた事の無いという方は是非一度試されてみてはいかがでしょうか?
意外にはまってしまうかもしれないですよ。
コメント
みすず飴
まずいってタイトルひどい。
みすず飴様
タイトル、ごめんなさい(*ノωノ)悪気はありません・・・