上田市別所温泉近く、自然豊かでのどかなロケーションにある蕎麦処「み田村」。
2003年にオープンし、20年という歳月を、静かに重ねて来たお蕎麦屋さんでございます。
手打ちの十割蕎麦、民芸品に囲まれた賑やかな店内、浅間山を望む景色、それに「野鳥」を愛でられるという、なんとも素敵なお店。
そして何より、作務衣姿の粋な店主さんがとても魅力的でしてね。
県外からのファンも多く通うという「み田村」、ごゆるりとご覧ください。
上田市 蕎麦処「三田村」
上田市別所温泉の信号「別所温泉」から県道82号線、別所丸子線を進むと左手に、このような看板と登り旗が出ております。
ここを入って行くとあるのが「み田村」。
駐車場は店舗手前の右側です。
木立に囲まれた建物は、山田池という池を見下ろせる場所に建っており、中々の風情。
秋景色が特に似合うお店ですわ、情緒たっぷり。
緑色のノレンをくぐってみますと。
店内
中に入ると右手に、ガラス張りの蕎麦打ち部屋があります。
さらに扉を開けて中へ。
「わあ~♪」
思わず声が出る素敵なインテリア、それに窓からの景色。
天井が高く、太い木の梁が見事です。
藁で出来た飾り物や古い和風な絵、木工品、提灯など、色々な民芸品がぶら下がってる。
過去に訪れた著名人の写真は、色の変わった感じが歳月を感じさせます。
なんて雰囲気のあるお店だろう。
奥の小上がり、窓からは静かな水面の池と浅間山が見えます。
ふと寂しいような、物悲しいような、そんな気分にもなったりする眺め。
「ああ、なんて美しい秋の気配・・・」とため息交じりに眺めていると…
「しゃちょ~!しゃちょ~~お、お客さんだよ」
(え?) 汗…
三角巾姿のお姉様が、大声で店主様を読んでおられる(爆)
「お、いらっしゃい、どこから来たい?」
と出てこられたのは、緑色の作務衣を粋に着こなした店主様でした。
「え~っと、市内です」
「そうかいそうかい、ま、座りない」
メニュー
冷たいお蕎麦だけ、というメニュー。
田舎盛り蕎麦は¥1,300。
他に田舎おしぼり、野菜天ざる、海老おろし、きのこ、山菜、ぶっかけ、クルミダレなどなど。
そして手打ちのうどん各種。
冷たいうどんと、「鍋焼きうどん」や「味噌煮込みうどん」など、温かいメニューも揃ってます。
「うどんもうまいよ~」
と店主様。
あとは一品料理。馬刺しもありますね。
飲み物はビール、日本酒、そば焼酎、ノンアルコールビール。
田舎野菜天ざるそば
「はい、お待ち同様」
「蕎麦は十割ですから、まずは塩で食べてみて下さいね」と三角巾のお姉さま。
とても薄くて、そして細くて平な麺。翡翠色を思わせる美しいお蕎麦です。
十割ですが、のど越しが良くてするすると頂ける。蕎麦の香りも良し。
ソバつゆは鰹だしで濃いめ。一年寝かせているものを使っておられる。
天ぷらは若干厚めな衣ですが、サクサクザクザクと美味。
抹茶塩で頂きました。
カボチャが甘くてうまい、好きなのよね~。
蕎麦湯はドロドロで濃い!
これ美味しい、たまらん。
ルチンタップリで身体にもいいな~、毛細血管を強くしてくれるんだったっけ。
モグモグと頂いていると。
「ちょっと、見てみ」
と店主様に声をかけられました。
野鳥
店主様が指さす方を見ると、「ヤマガラ」が備え付けの巣箱に入って来て餌をつついておりました。
細かく羽を震わせながら、ちょんちょんと動き回る姿が愛らしい~。
「本日の出演」と描かれた看板がユニークで、思わず微笑む。
心優しい店主様です。
画像では見えないですが、これが「ヤマガラ」。
季節によって色々な野鳥がやって来るのだとか。
野鳥の姿を愛でながら頂く蕎麦、大変おいしゅうございました。
帰り際、駐車場辺りに出ているキノコを見せながら「今度うどんに入れるからね、また食べにおいで」と言って見送って下さった店主様。
心温まるお蕎麦屋さんでありました、ごちそう様です(合掌)。
上田市 蕎麦処「み田村」営業時間
*所在地
長野県上田市山田249
*電話番号
0268‐38‐2739
*営業時間
11:00~15:00
*定休日
毎週木曜
まとめ
上田市別所温泉近くにある「み田村」、長年営業されている美味しいお蕎麦屋さんです。
店主様のお人柄も良し、お出かけ下さい。
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