小諸市小諸駅近くのテナントビルに、今年7月7日オープンした「キッチンのえる」。
ホテルや旅館など、数々の飲食店で修行されたマスターが、お1人で賄う小さなレストラン。
メニューは和食、洋食が楽しめるお店…という事で伺いました。
でですね‥‥
個人的にかなり衝撃的な印象を受けたのが店内の装飾。
そしてマスターのお人柄。素晴らしいんです。
何はともあれ、ご覧下さいませ。
小諸市「キッチンのえる」
小諸駅前、小諸ロイヤルホテルの下辺りに入口がある、テナント施設のひとつが「キッチンのえる」。
飲食店さんが数件入っているようです。
建物自体相当年期が入っていて、昭和の匂いがプンプン致します。
駐車場は近隣の市営パーキングなどをご利用下さい。
テナント入口を入って階段を上って行きます。
階段を上り切った右側には「ねこのや」さんというカフェ&レンタルスペースの店舗がありまして、その向かいが「のえる」です。
この入り口を見た私、何故かドキドキしてしましました。
早速入店。
店内
「?!」
真っ黒な天井と壁。BGM無し。
小さくて曇った窓から薄い灯りが差し込んでます。
アジアン柄のテーブルクロス、全て違うデザインの椅子。
混沌とした飾り物。
和風なノレンあり、ジブリのポスターあり、ディズニーあり、アニメ画あり。
何この不思議な店?
窓を向いたカウンター席と、大き目なテーブル席3つ。
呆然と見廻しながら店の中に立ち尽くす私。
ふと我に返り「こんにちは」
と、何か作業していたマスターに声をかけてみました。
「ああ、いらっしゃいませ、すみません、どうぞどうぞ」
マスク姿のマスターは、まだお若い印象。笑顔だと目尻が下がる、なんとも癒し系のお顔立ち。
「お好きなところへ、ゆっくりしていって下さい」
メニュー
日替わりランチはオール¥800でメニューがありました。
オムカレー・カレーうどん・生姜焼き・キノコと豚肉のうどん・桜エビと野菜のパスタ。
他にチキンカレー・オムライス・ハンバーグ・ナポリタン・ミートソース・野菜のトマトソースのパスタ。
飲み物はご覧の通り。珈琲¥400、ジュース類¥350~。
甘酒やビール、チューハイもあります。
温かいお茶と、グラスの水を運んで来て下さったマスターに、「このインテリアはマスターのご趣味なのですか?」
と伺うと。
「あ、そうですね~。私、子供が大好きで…子供達に喜んでもらいたくて」
ちょっとビックリしつつ、マスターの純真そうな受け答えに感心しながらうなずきました。
スープとオムカレー
¥800のランチで、スープが付きます。
このスープが絶品。カボチャの甘味とコクが見事。量もシッカリ。
そして運ばれて来たオムカレー。
大きなお皿に色々なものがドッサリのってます。
サラダあり、カブやオクラ、ソーセージの天ぷらあり、ヒレカツ2切れ、野菜の和え物も。
カレー味の、ソーセージが沢山入ったピラフの上に、綺麗に焼かれたオムレツ。フワフワ。
上からかけられたカレーも良く合う。
「マスター、こんなに沢山おかずを付けて、¥800で儲けはあるんですか?」
「いえ、出ないですけど…でもお客さんにいっぱい食べて欲しいんです。喜んでもらえれば良いから」
「へええええ‥‥・」
身体に良いものを…
「未来のある子供達に、みんなに良いものを食べて欲しいんです。だから油も、塩もちゃんとしたものを使いたいです」
米粉、オリーブ、アマニのオイル使用、ミネラルの多い本物の海の塩も使っておられる。
お話を色々伺いながら、このマスターの素朴で、ピュアで真っすぐな気持ちにとても感動させられました。
もうね、お顔に滲み出てます、人柄が。
珈琲、そして・・・
ポットに2杯分の珈琲。
美味しい珈琲だったな~。
珈琲を飲みながら、さらに長々とマスターと話しをさせて頂きました。
帰り際、食べきれず残したオムカレーを、マスターが丁寧にパックに入れて渡して下さったんです。
「上田からわざわざ来ていただいて嬉しいです、是非また来てください」
家に帰ってそのパックの入ったビニールを開けると。
ホッカイロとショウガ湯、お菓子が添えてありました。
なんだか目頭が…ウルルル
私もピュアだった頃に戻れるだろうか?
ありがとう、そしてごちそう様でした!
小諸市「キッチンのえる」営業時間
*所在地
長野県小諸市相生町1-3-1 2階
*電話番号
090‐4198‐1787
*営業時間
11:00~21:00(早めの閉店あり)
*定休日
なし
まとめ
小諸市「キッチンのえる」、不思議な店内とボリュームのある食事、素敵なマスター。
お出かけ下さいませ。
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