長野県民なら絶対歌えるという「信濃の国」。
子供の頃から学校や地区の集まり、その他もろもろで歌って来てますよね。
運動会では何処の学校でも未だに「信濃の国」のダンスをしてると思います。
何故か県民の80%は歌えるこの県歌、あなたは何番まで歌えますか?
1番、2番はなんとか・・・でも4番からは・・・・
という方も多いのでは?
今年県歌制定50周年を迎えた「信濃の国」ですが、誕生してからは120年。長野県民にとってはまさに故郷の歌でもあります。
今回はこの「信濃の国」、改めてご紹介しようかと思います。
長野県県歌「信濃の国」って何?
長野県の県歌「信濃の国」は、長野の自然、文化、地理、歴史を象徴する歌詞からなる1番から6番まである歌です。
作詞は松本出身、浅井きよし、作曲は東京都出身、長野県で学校の先生をしていた北村季晴(すえはる)。
テンポの良い覚えやすいメロディーは、一度聴いたら耳に残り、非常に親しみやすい音楽ですね。
何故か4番だけがメロディーが違う、というのが面白いのですが、これは歌詞の文字が余ってしまった為なんだそうです(寝覚ノ床と姥捨て山が原因らしい)。
子供からお年寄りまで、信州人ならいつでもどこでも歌えるという凄い歌、それが「信濃の国」です。
長野県民が一つになった歌?
実は長野県は昭和の始めには分県が叫ばれていました、北信と南信が対立していたせいなんですが。
そこら辺の事情は↓の記事でも楽しめます。
しかしながら、議会で分県議論の最中、議決を前に、傍聴席と議事堂の周囲から一斉に「信濃の国」の大合唱が始まった事で、北信と南信は一つになった訳です(映画みたいな話ですが)。
明治33年に作られたこの曲は、長く県民歌として歌われてきましたが、昭和43年、ついに長野県の県歌として制定されました。
それから50年という訳です。
「し・な・の~の国は」から始まるこの歌、知らず知らずに口ずさんでしまうという不思議な魅力をもっていますよね。
以下、YouTubeから是非、改めて「信濃の国」を聞いてみて下さい。歌詞と解説がされていますので、分かりやすいです。
日本では県民が県の歌を歌う、という事にはあまり馴染みがないそうです。
が、信州だけは違います。
「日本で最も有名な県歌」と呼ばれている「信濃の国」、何故長野県民はこんなにこの歌を愛しているのでしょうかね~。
今時の「信濃の国」事情
信州のゆるキャラ、アルクマが躍る「信濃の国」。リズムも非常にアップテンポで面白いです。
2005年にはユーロビートバージョン、その後は英語歌詞バージョン、ダンスバージョン、和風アレンジバージョン、ジャズ風など色々なバージョンが出現しています。
現代版「信濃の国」も中々素敵になってますね。
携帯の着信に「信濃の国」を使用している方もいれば、アニメの中で使用されたりと、様々な今時の事情にマッチしたものがあって感心してしまいます。
「信濃の国上田」バージョン
子供達は運動会でダンスバージョンを披露してくれたりもしますが、今年の運動会で私が初めて聞いたのが「信濃の国上田バージョン」。
上田の歴史とか名所が歌詞になったものなんですが、これにもビックリしました。
CDになって販売もされていますので、聞いてみたい、という方はお手に取ってみてはいかがでしょうか?
この先「信濃の国」はどんな方向へと進んでいくのでしょうね、いずれにせよ老若男女、全ての信州人に愛されている事は確かなようです。
まとめ
今年県歌50周年を迎えた「信濃の国」、改めて聞いてみるのもよろしいのでは?
長野県民としていつまでも歌い続けていきたいですね。