上田市別所温泉、北向観音の本坊「常楽寺」の近くに一軒の茶屋さんがあります。
営業を初めて29年目という御休み処「お茶の間」さんは、お寺へと続く坂道の途中の一軒家。
懐かしさを覚えるような、静かな佇まいが印象的なお店です。
こちらのお店で頂けるのは、ご家族で手摘みで収穫するというよもぎを使った団子。
他にもおやき、釜あげのクルミうどん、焼きおにぎりにクリームあんみつなど。
ご高齢のお母さまと娘さんが営む落ち着いた店は、郷愁を誘うノスタルジックな雰囲気です。
こういうお店、好きですわ~。
ご覧ください。
上田市別所温泉「御休み処 お茶の間」
「お茶の間」へのアクセスですが、別所温泉の「農産物直売所」の手前の四つ角を右折。別所郵便局を過ぎてそのまま進んだ右手。常楽寺を目指して行かれてみて下さい。
専用駐車場は無いので、常楽寺の駐車場を使わせて頂くのが良いです。
店まで歩いてすぐ。
店内
ガラガラと扉を開けると、お茶屋さんらしい純和風な内装になっておりました。
4人掛けのテーブル席が4つ。
窓から見える景色は、枯れ葉の積もった山の斜面。茶色い落ち葉にうっすらと積もった雪。
いわゆる名曲という、誰でも聴いた事のある曲がオーケストラで演奏されているBGM。
ヴァイオリンの音色が心地良いです。
「こんにちは~」
「すみませ~~ん」
しばし人を呼ぶも、誰も出てこられず。
店内に飾られた色々な花が綺麗で、しばし見とれておりますと。。
「あ~ごめんなさい、いらっしゃいませ」
と出て来られた娘さん。
小柄で人懐こいお顔立ちの女性です。
メニュー
3種類のおやき¥650。
釜あげのクルミうどん、3種の焼きおにぎりも各¥650。
全てに小鉢が数種セットになってついてきます。
クリームあんみつ、かき氷も。
飲み物のメニュー
アルコールに大瓶ビール。
甘酒もあるのかな?
お値段はご覧の通りです。
お目当てのよもぎ団子をオーダーして、出された緑茶を頂きます。
お茶が美味しい~♪
3色よもぎ団子
「わ~~、美味しそう」
思わず声に出して喜ぶ私。
丸い形のヨモギ団子には、あんこ、きなこ、青大豆のきなこがかけられていました。
小鉢は4品。
キュウリのキュウちゃんみたいな漬物、凄く分厚い。
煮物
青小梅漬け
大根のコールスローのような和え物。
この団子、よもぎの香りが凄いです。
よもぎの繊維が残っていてワイルドな、いかにも手造りな団子。
身体に良い事間違いなし。
「うんまい・うんまい」
スプーンが付いていたので、きな粉もアンコも、全部綺麗にすくい取って頂きました。
小鉢もすべて手造りで味も良し。
軽めのランチとしては十分、しかもお腹に優しくて美味しい。
大満足。
珈琲
食後の珈琲、こちらは普通に。
チョコレートが2枚付いて来ました。
帰り際、店の娘さんが「母は88歳になって、でもまだ一緒にやってるんですよ」と。
穏やかな口調で。
母娘で営む小さな茶屋。
幸せそうなお二人の姿が脳裏に。
いつまでもお元気で、ずっと続けて下さい…と願いつつ店を出ました。
常楽寺をチラッと
車に乗る前に、常楽寺も見学。
茅葺の分厚い屋根の見事さに感動。
樹齢350年という「御船の松」のスケールや、可愛らしいお地蔵様達、美術館など、見所の多いお寺です。
またいつか記事に出来たら良いな~と。
という事でありまして、「お茶の間」サイトは以下です↓
ごちそう様でした。
上田市別所温泉「御休み処 お茶の間」営業時間
*所在地
長野県上田市別所温泉2344
*電話番号
0268‐38‐5630
*営業時間
9:00~17:00
*定休日
無し
まとめ
上田市別所温泉、常楽寺近くにある「御休み処 お茶の間」。
ほっこりとした時間、よもぎ団子も小鉢も最高でした。
ランチに、お茶に、おススメです。
別所温泉、こちらの記事もいかが?