小諸市の深い森の中、ひっそりと佇む一軒のパン屋さん。
ウッディーな建物が新緑の中で映えるこのお店は「スピカ・麦の穂」です。
東京品川で25年間天然酵母パン屋を営み、その後小諸市に移住されたという店主ご夫妻が経営。
店舗はカフェも併設、「鳥兎(うと)」という素敵な店名で、曲線を描いた美しい間取り。
さて、この凄い場所にあるパン屋さんをどうして知る事になったのか?というと、以前ご紹介した直売所「浅間のかおり」さんにこちらのパンが売られていたから。
「浅間のかおり」については以下の記事からどうぞ。
見るからに美味しそうで、こだわりを感じさせるパンが魅力的だったんですね~。
ではではご覧ください。
小諸市パン屋「スピカ・麦の穂」
まずはこちらのお店への行き方ですが、上田からだと浅間サンラインの「高津屋トンネル」を通り抜けたらすぐに右折、大きなカーブをクルンと周り、高峰高原方面へと向かいます。
そのまま暫く上って行くと、スピカの看板が見えて来ますのでそこを右折。
道なりに進むと上画像の看板と店舗が見えて来ます。
熊が出て来そうな大自然な森の中、よくぞこんな凄い場所にパン屋さんを・・と感心する事ひとしきり。
標高は900m、空気が清々しいです。
駐車場は店舗横。
入口の雰囲気も素敵ですね~。
店名のスピカですが、おとめ座α星、日本語で「真珠星」の事だとか。
元々はギリシャ語で、「麦の穂先」に由来しているそうです。なるほどね~。
スピカ店内(カフェ鳥兎)
扉を開けて中に入ると、まずは手前にオーガニック&ベジタリアン食品が販売されてます。
そしてテーブルの上には数種のパンが。
奥が画像のようなカフェ鳥兎になってます。
本棚には本がズラリと並び、縦長の窓からは柔らかな日差し。
シン、とした静かな雰囲気で、鳥のさえずりのみが聴こえて来ました。
カフェでは珈琲などが頂けるようでしたが、今回はパンのみを購入する事に。
天然酵母パン
可愛らしい木枠ガラスケースの中に入ったパン。
国産小麦、自家培養天然酵母、塩は【海の精】、そして水のみで造られたパンです。
砂糖は使いません。
プレーンなバゲット、有機くるみと有機カレンツなどが入ったパンが数種。
こちらにはクロワッサンが2種。
オグラクロワッサンという小豆の入った物もありました。
どちらも平飼い鳥の卵を使用。甘味は玄米水飴というこだわりっぷりです。一個¥200。
全粒粉のパイは一枚¥60。ラスクもありました。
優し気な表情の奥様が出て来られ、「量り売りも出来ますのでお好みの量をどうぞ」と。
「私のお気に入り」というパン
私の目を引いたのがこの「私のお気に入り」というパンでした。
有機オートミールがタップリまぶされたハードなパン。中にはクルミとカレンツもいっぱい入ってます。
長い形状のパンなんですが・・・
「一本だとおいくらですか?」
「2千円位です」
(; ・`д・´)・・・・
お値段に見合ったパンなのは分かっているものの・・・さすがに2千円は出せない…(汗)。
という主婦な私は4分のⅠにカットしてもらいました。
¥500程で購入!
嫌な顔一つせず、丁寧にカットしてくれた奥様です。ありがたい。
頂きます!
家に帰って大事に大事に袋から取り出してみました。
上のオートミールがパラパラと落ちるので、それをひろいつつパンの上に乗せる・・。
スライスしてそのまま食べてみると、ガリっとした外側の生地が口に当たります。
が、中の生地はホンワリとした優しい舌ざわり。
モチっとした感じもあって、酵母の香りがしました。
カレンツとレーズン、くるみが凄く沢山入っていて、多分生地の半分位を占めてます。
トーストして食べてみたらさらに美味。
素材の甘味のみでも十分な甘さと芳醇さ。
バターを塗っても良いですし、ジャムやチーズも合いそうです。
ワインのお供にもバッチリ合うでしょう。
噛み締める度に美味しい、自然で栄養ありなパンでした。美味しかったです~。
小諸市「スピカ・麦の穂」営業時間と場所
*所在地
長野県小諸市甲4599-5
*電話番号
0267-46-8433
*営業時間
10:00~17:00
*定休日
日、月曜
*場所
まとめ
小諸市「スピカ麦の穂」とカフェ「鳥兎」、静かな森の中で天然酵母パンを選んでみて下さい。こだわり派なパン通の方におすすめします。
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コメント
文中、鳥兎となっているが烏兎。好きなパン屋さん。
コメント、ご指摘ありがとうございます!良いパン屋さんですよね(*^_^*)