久しぶりに東御市海野宿を訪れました。
雲の多い寒い日、秋を飛び越えて冬のような空気だったこの日、行きたかったのが「橙(だいだい)」。
数少ない海野宿の中のカフェとして、存在感のある大人なムードのお店です。
宿場町を眺めながら飲む珈琲。トロリとゆっくりとした時間を過ごすのに最適な場所。
一階はガラス工房とショップ、2階がカフェという造りも魅力的です。
秋のひと時、こんな場所で物思いにふけるのも良いかもしれません。
東御市海野宿「橙」
もう何度かご紹介しておりますので、海野宿の詳細は省きます。
宜しければ以下の記事から詳細をご覧になってみて下さいね↓
東御市海野宿イベント「ふれあい祭り」江戸情緒と「ほうとう」と
これが店舗入口。ノレンが橙色・・。風情があって、入らずにいられないという趣。
吸い込まれるように中へと。
ちなみに駐車場ですが、海野宿第2パーキングへお停めくださいませ。
一歩中に入ると異空間。
ガラスショップ
入口左側にガラスショップ、正面奥が工房。
うすぼんやりとしたライトと古びた雰囲気が素敵過ぎます。
窓ガラスから差し込む灰色の淡い光で、ガラス製品たちが鈍く光ります。
色々な柄とデザインのガラス食器、繊細過ぎて手に取るのもためらいますね。
透明さの中に、かすかになグリーン色・・。
「美しい・・・」
「くるみガラス」と書かれています。
東御市産のクルミの殻を燃やした灰を混ぜて作るのだそうです。
すると、なんとも深みのある、懐かしさを感じさせるような緑色に発色するのだとか。
綺麗で不思議な色合いに見とれてしまう。
ガラスのアクセサリーなんかも魅力的でしたが、私がど~しても欲しいのが、このガラスのランプ達。
自称「ランプマニア」な私・・いびつに縁どられたオレンジのランプに惚れ惚れ。
「ほ・欲しすぎる・・」
・・・・
さ、気を取り直してカフェへと参りましょうか。
カフェ
靴を脱ぎ、狭くて古めかしい階段をあがったら、こんな素敵な空間にたどり着けます。
もこもことした履き心地の良いスリッパを履き、窓際の席を選びました。
宿場町の眺め、レトロで和でシックで、まるで書斎にいるかのような落ち着いた世界。
静かな静かな場所。
メニュー
和紙の上の滲んだ文字まで愛おしくなるような・・。
珈琲は2種、「あじわい」と「深煎り」¥450。
カフェオレ、紅茶、チャイ、ジュース、それにハートランドビールと、東御市のワイナリー「リュードヴァン」のシードルも。
クリームソーダが数種類、巨峰、蜂蜜レモン、イチゴ、メロンで、とても美味しそうです。
あとは本日のケーキとイチジクのコンポートバニラアイス添え。
色々目移りしますが、やっぱりここは珈琲で。
珈琲
レモンスライスの黄色まで美しく見えるガラスのピッチャーと、一凛の赤い花、珈琲。
深煎りの珈琲は、やはり奥深くて懐かしい、香ばしい味がしました。
友とゆ~~~っくりと語らいながらの素敵な午後。
「私って・・・幸せだわ」
などと思ったりして。
ご夫婦2人で営まれているガラス工房&ショップ、そしてカフェは、大人のための癒しのひと時を提供してくれます。
是非お出掛けになってみて下さい。
「橙」Facebook、公式サイト、インスタは以下よりどうぞ!
東御市海野宿「橙」詳細
*所在地
長野県東御市本海野1071-3
*電話番号
0268ー64-9847
*営業時間
10:00~16:30
*定休日
火曜日
*地図
まとめ
東御市海野宿にある素敵なカフェ「橙」、大人な貴方にお勧めしたいお店です。